新型「ポルシェ 911(992.2)」に電動化モデル登場!純電動では走らないハイブリッドシステムを搭載した新型911の全情報!
最大21インチのリアタイヤ
「GTS」は全長も少し長くなった。新しいディフューザーのおかげで11mm伸び、全高は4mm高くなった。新型「GTS」には、マイナーチェンジ前と同様、ミックスタイヤが装着される。フロント19インチ、リア20インチの組み合わせが標準で、オプションで20インチと21インチのホイールも用意されている。
パワートレイン:マイナーチェンジ後の911はプラグインハイブリッドではない
期待通り、リアには6気筒ボクサーエンジンが引き続き搭載される。「992」型シリーズの登場以来、「GT3」派生モデルを除けば、すべてのエンジンはターボチャージャーで強制給気されてきた。これは「992.2カレラ」でも変わっていないが、このスポーツカーにはさらなるパワーが与えられている。以前は385馬力がリアアクスルを引っ張っていたが、現在は394馬力である。
しかし、おそらく最も興味深い革新は「992.2 GTS」に関するものだろう。というのも、「911」で初めてハイブリッド駆動を採用したモデルだからだ。より正確には、「パフォーマンスハイブリッド」として知られるこのパワートレインは、モータースポーツから着想を得た技術で、効率を高めるだけでなく、パフォーマンスを最適化する役割を果たす。
2基の電動モーターが、3.6リッターのボクサーエンジンをサポートする。電動モーターは排気とコンプレッサーホイールの間にあるターボチャージャー内に設置され、これによりターボチャージャーは1つで済むようになった(従来は2つだった)。同時に、ターボチャージャー内の電動モーターがブースト圧制御を受け持つことでウェイストゲートが不要になる。
911 GTSの500馬力を超えるパワー
さらに、改良型8速PDKギアボックスとボクサーの間には、もうひとつの電動モーターが使用されている。どちらの電動モーターも、400ボルトの電圧を持つ1.9 kWhの高電圧バッテリーによって駆動される。ただし、「GTS」は純粋な電気駆動はできず、電動モーターは内燃エンジンのサポートとしてのみ機能する。
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