これからはいつでも一緒 持ち運べる最高峰キーボード「REALFORCE RC1」は誰に適した製品か?
持ち運べるREALFORCEが奪うパイはどこにあるのか
REALFORCE RC1のコンセプトは「極上の打ち心地をどこにでも」──その言葉通り、RC1はREALFORCEの先行モデルをそのままコンパクトにした製品だ。 省スペースにするためにスペックダウンしたものはバッテリー駆動時間だけ、しかもそれでも1カ月は利用できる省電力設計になっている。 スイッチも含めて東プレ 相模原事業所で製造されるため、設計レベルだけでなく、製造レベルでの品質も非常に高い。キーボードには珍しい生粋の日本製であり、ふるさと納税の返礼品となることも予定されている。 筆者は最初にこのRC1の話を聞いたとき、「これはHHKBの市場に手をかけることになるのではないか」と思った。だが、数週間に渡って使い込んでみた結果としては、HHKBと競合するのではなく、REALFORCEの裾野を広げる製品として確固たる礎を築くことができる、REALFORCEの正統進化であると考えるようになった。 つまり、今までサイズ感が合わずにREALFORCEを見送っていた人や、自宅ではREALFORCEを使っている人が持ち運び用の2台目として購入するケースが多いのではないだろうか。そして、まさしく、そのような人のニーズに応えてくれる逸品に仕上がっている。 カラーバリエーションこそ少ないものの、最初から英語配列/日本語配列が同時発売されること、そして30g/45gのキー荷重バリエーションが用意されていることからも、東プレの本気度が伝わってくる。 オプションとしてダークブルー/ダークモーブ/ライラックの3色のカラーキーキャップ、2mm/3mm厚のスペーサーの販売も予定されているので、今後のREALFORCEの重要な一画を占めるモデルとなることは間違いなさそうだ。
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