果たして、合格できるのか…現役の理系大学院生が「マニアックすぎる」試験に挑戦
いざ元素検定に挑戦!
元素検定は「元素と周期表のおもしろさを知ってもらいたい!」という思いで活動されている元素周期表同好会によって運営されています。 東京・大阪・名古屋・神戸など各地で開催されていて、毎回「満員御礼」になる大人気イベントです。 私も申し込み開始日に待機して開始直後すぐに申し込みをしました。 3級から1級まで用意されていて、レベル感は以下の通りです。 3級:中学生から一般教養レベル 2級:理系高校生レベル 1級:元素マニアレベル ただ、1級は元素検定2級を持っていないと受験できないそうです。 今回私は初めてだったので、「2級」に挑戦することにしました。 本検定は主に、文部科学省が公開している「一家に1枚周期表」と書籍『元素検定』『元素検定2』(桜井 弘 編著 化学同人)から出題されるようです。3級・2級は冒頭で例を示したように全て4択問題で、1級は4択問題に加えて記述問題があります(試験時間は30分)。 「一家に1枚周期表」を眺めながら研究の合間を縫って少しずつ勉強を進めていきます。(私が所属している研究室にもこの周期表が冷蔵庫に貼られていました) 当日試験会場に向かうと、大人の方や、私と同じように大学生・大学院生もいる中で、小学生も沢山お見かけしました! 自分自身が小学生の時は、元素など名前も知らなかった気がするのですごいなと思いつつ、元素や周期表の面白さに大人から子供まで魅了されているのだなと思いました。 そして元素周期表同好会の方の「元素を楽しみましょう!」という温かい司会の後、試験がスタートしました。 勉強したことをもとに調子良く進めていたのですが、ちらほら、対策不足な点が…… 元素検定に向けて勉強したことや大学で学んだことを思い出しながら、なんとか解き進め…… そんなこんなで、あっという間に30分がすぎ、試験が終了しました。 合格したかなとそわそわしつつも、試験終了後には「目玉企画」のスタートです! じつは試験よりもゆかが興奮した「目玉企画」とは? そして果たしてゆかは無事に元素検定に合格できたのか? 気になる結果は後編でお伝えします! 【後編を読む】有機化学を研究する大学院生 ゆかの「元素検定」レポート後編! 憧れの巨匠の講演に夢見心地も、肝心の試験結果は!?
ゆか(有機化学を専攻する大学院生)