『GTシリーズ』は「何かを犠牲にするという考え方がない」タイトリストだから生まれた!【2024ドライバー・オブ・ザ・イヤー受賞クラブの誕生秘話】
多くのゴルファーに愛され、ゴルフの楽しみを提供した話題のクラブに贈られる「ゴルフダイジェストアワード」の「クラブ・オブ・ザ・イヤー」。ドライバー・オブ・ザ・イヤー、アイアン・オブ・ザ・イヤー、特別賞の3部門に分かれているが、今回の受賞クラブが生まれた背景を『週刊ゴルフダイジェスト』の12月24日号に掲載している。『みんなのゴルフダイジェスト』では3回に分けて紹介していく。【3話中1話目】 『GTシリーズ』を写真で確認する
最高レベルのゴルファーが選んだ最高のドライバー/タイトリスト『GTシリーズ』
PGAツアーで6月にローンチされると選手たちが異例の早さでスイッチしたタイトリスト『GTシリーズ』。国内男子ツアーでも使用者が急増し、8月下旬に発売されると量販店での売り上げ上位にランクイン。姉妹誌・月刊ゴルフダイジェストの名物企画、一番飛ぶドライバーを決める「D1グランプリ」でも優勝した『GTシリーズ』が生まれた背景には創業以来、タイトリストが掲げてきた理念があった。
スコアアップに貢献するドライバー
「タイトリストには“ピラミッド・オブ・インフルエンス”という開発思想があり、すべてのタイトリスト製品における開発の基本となっています。『最高の製品』とは、第一に最高レベルのゴルファーによって評価され、使用される製品でなければなりません。そして、最高レベルのゴルファーが信頼を置く製品は、ゴルフの上達を目指すすべての“熱意あるゴルファー”にとっても『最高の製品』に違いなく、ピラミッドの頂点である最高レベルのゴルファーから様々なゴルファーに広がっていくと考えています」とはタイトリストの日本支社であるアクシネットジャパンインクの根津博嗣氏。 そう言われると、この5シーズン連続してPGAツアーで使用率No.1ドライバーの座をキープしているのもうなずける。 「また、“最高の製品パフォーマンスによって、スコアアップに貢献する”というのも創業以来貫かれているタイトリストの製品哲学です。その哲学に基づき、素材、構造、生産方法など、あらゆる角度から日々、研究・開発を続けています。それはどの部門でも徹底され、当たり前のこととして一人ひとりに染み付いています。その結果、今、タイトリストが作ることのできる最高の“トータルパフォーマンス”を発揮できるドライバーが『GTシリーズ』なんです。 近年のドライバー市場は寛容性を重視した大慣性モーメントヘッドが主流になりつつありますが、極端に寛容性だけを求めるとボール初速や、打感、適正スピンの実現が難しくなる。でも、何かを犠牲にするという考えはタイトリストにはありません。慣性モーメントが小さすぎるのはだめ、大きすぎて他のパフォーマンスに悪影響を及ぼすのもだめです。そして、それまで評価されてきたいい所はキープして、常にプレーヤーがティーショットで最高の結果が得られるように飛距離性能、方向安定性、コントロール性のすべてを重視し、ベストスコアに繋がる“トータルパフォーマンス”を追求しているんです」