『GTシリーズ』は「何かを犠牲にするという考え方がない」タイトリストだから生まれた!【2024ドライバー・オブ・ザ・イヤー受賞クラブの誕生秘話】
トータルパフォーマンスの追求
改めて「GT」ドライバーを見てみると、独自の新素材ポリマーで構成された超軽量の「シームレスサーモフォームクラウン」を採用。そしてクラウンとソールの曲率を研究し、空気の流れを最適化し、乱流と抗力を減らすことに成功した次世代のエアロダイナミクスにより形状が変わったが、構えてみると新素材が採用されているとは気付かせず、タイトリストらしい顔、打感はそのままだ。 また、新素材をクラウン部に採用したことで、従来モデルと同等の大慣性モーメントを維持しつつ、余剰重量をヘッド内の最適な位置に配分できたため、理想的な形状のまま、重心位置の最適化にも 成功。その結果、ボール初速が上がるだけでなく、ヘッドスピードもアップする。 「もちろんドライバーは飛ぶに越したことはありません。それに加えて、左右だけでなく前後のブレもコントロールできることが求められます。実際にプロからのフィードバックではスピンが安定するという声が聞かれています。特にヒール寄りに当たったとき、『GT』ではヒールに当たった感覚がないと言うんです。つまり、芯を外したオフセンターヒットでもスピンが安定して、縦横のブレ幅が 非常に少なくなっているんです」 『GTシリーズ』には高弾道で直進性が高い「GT2」、それよりも操作性が高くスピン量が抑えられる「GT3」、430ccの小ぶりヘッドで中弾道・低スピンにこだわった「GT4」の3種類のヘッドをラインナップ。そして、シャフトもデナリレッド、テンセイ1Kブルー、テンセイ1Kブラック、ツアー AD DI、ツアーAD VFと選択肢を増やし、より多くのゴルファーが選べるようになった。 「おかげさまで、幅広い世代のゴルファーからお問い合わせをいただいています。プレーヤーの声に耳を傾け、さらにトータルパフォーマンスに磨きをかけ、ベストスコアに貢献していく。それがタイトリストの製品なんです」
週刊ゴルフダイジェスト