カブスは日本開幕の来季へリリーフ&先発投手が補強ポイント ドジャースからFAのフラーティも有力候補
大リーグ公式サイトが来年3月に日本でドジャースとの開幕戦を迎えるカブスについて、リリーフ投手と先発投手が補強ポイントだと報じている。 リリーフ投手については、ガーディアンズのブルペンから右腕エリジャー・モーガンをトレードで獲得した。24年は32試合に登板、防御率1.93だった。だが、一人では不十分だ。24年のカブスは7回以降にリードを奪われて敗れた試合が11もあり、これはナ・リーグ最多タイ。また、セーブ成功率は59.4%と低く、これより低かったチームは4つしかない。ブルペンにはポーター・ホッジやルーク・リトルといった若手有望株がいるが、2人とも経験不足。カブスの40人枠に入っているリリーフ投手の中で、MLBで200イニング以上を投げた経験があるのはモーガンとキーガン・トンプソンだけだ。 先発投手については1年前に今永昇太を獲得し、その前のオフにはベテラン右腕のジェームソン・タイヨンと契約した。このオフも同じようなタイプの投手を狙うと予測される。まずはストライクゾーンをしっかり攻められる投手だ。カブスのトミー・ホットビー投手コーチは今永とタイヨンについて「どちらもベテランタイプで打者をうまく抑える技術を持ち、複数の球種をストライクゾーンに投げ込める。これらは先発投手に求められる基本的な要素」と説明している。 カブスはこのオフ、オリオールズからFAのコービン・バーンズのような大物を獲得するとは考えられていない。むしろ、今永(4年総額5300万ドル)、タイヨン(4年総額6800万ドル)のような、次のランクのFA投手を狙うと見られる。となると、ドジャースからFAになったジャック・フラーティのほか、ニック・ピベッタ(レッドソックスからFA)、ネーサン・イオバルディ(ヤンキースからFA)らの獲得に向かう可能性が浮上してくる。