今季2冠のヤクルト・村上が6億円で契約更改 メジャー挑戦へ来季ラストイヤー「日本でやる最後のシーズンになる」
ヤクルト・村上宗隆内野手が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の6億円でサインした。来季は3年契約の最終年となる。(金額は推定) 【写真】「日本でやる最後のシーズン」色紙にしたためた来季の目標とは 村上は「もう1年やらせていただくということで、チームの優勝に向けてどうしていくのがいいかっていうのを話しました」と話し、交渉の席では球団と前向きな意見交換を行った。そして「僕自身もちょっとけがをしていますけど、けが人が多い中で、チームの力をどう上げていくかっていうのを、いろんな面で話しました」と振り返り、「なかなかヤクルトの選手は投手を含め、ケガをしても治って上がってくる選手が少ない中で、やっぱりいい選手がまだまだくすぶっているので、そこをもっと改善したらチーム力も上がりますし、優勝できるんじゃないかなと思います」と断言した。 また改めてメジャーへの思いも言及。「今年(25歳)ルールが改正されたら、メジャーに挑戦するというのは、球団の方と話をして決めてくださったことなので。それがもう1年増えて、あと1年ヤクルトでプレーをすることになった。来シーズンはすでに言っていますけど、日本でやる最後のシーズンになると思うので」と覚悟を持って臨む1年に表情を引き締めた。 だが今、見据えるのは来季のシーズンだけだ。村上は「今は全くメジャーへの思いっていうのは考えていない」と言い、「とにかくあと1年、ヤクルトでやるというふうに決めた以上、個人の目標としては来年終わったらいけることなので、今はこの球団でプレーをして、優勝に導くっていうことだけを考えて、とにかく優勝して、しっかりとした成績を残すことだけを考えています」と話した。色紙には「優勝 日本一」と記した。 今季は143試合に出場し、打率・244。5年ぶりに4番から外れるなど苦しんだ時期もあったが、33本塁打、86打点はともにリーグトップの数字で、打撃タイトル2冠だった。