韓国NewJeans契約解除なら違約金680億円超の試算に「肩代わりで新たな契約」狙う企業も
世界的な人気を誇る韓国アイドルグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」の行方に注目が集まっている。11月28日に全メンバーの5人が記者会見を開き、所属事務所「ADOR」との専属契約の解除を決めたと発表したのだ。ニュージーンズの生みの親として知られる同事務所の前代表、ミン・ヒジン氏の解任に納得がいかないメンバーと、親会社「HYBE」をめぐる対立。契約解除にはく大な違約金が伴うなど、今後もさまざまな問題が浮上するとみられ、多くのファンや関係者、韓国エンターテイメント界全体に大きな衝撃を与えている。 【写真】ソウルの国会で参考人として出席したNewJeansのメンバーはこちら 28日の記者会見は突然だった。 同日午後8時30分から開かれた会見を多くの関係者が知ったのは、そのわずか2時間半前。インターネットのニュース速報だった。「今週中に専属契約解除について何かしらの発表があるだろう」と予想していた芸能記者でさえ、この日の会見について具体的な情報は事前につかめていなかったという。 ■「どんな妨害があるかわからないが5人が力を合わせる」 会見はソウル・江南区のスペースシェア三成駅センターで約40分間行われた。会見内容の中心は、やはり専属契約の解除についてだった。会見の冒頭15分間、メンバーたちは準備した声明を読み上げ、立場を説明。その後の25分間は記者からの質問に応じる形で進行した。 メンバーたちは「11月29日0時をもってADORとの専属契約を解除する」と明言。「私たちのこれからの歩みを応援してほしい」と述べた。 リーダーのミンジさんは、「ミン·ヒジン代表の姿を見て勇気を得た」と話し、こう続けた。 「ミン代表が『前例をつくりたい』と話していたことに共感した。今後どんな妨害があるかわからないが、5人で力を合わせて冒険と挑戦を楽しむことを決意した」 契約解除後については、メンバーたちは厳しい現実も見据えており、HYBE側からテレビなどへの出演やコンサート活動への圧迫が予想されるとの見解を示した。