『行列のできる相談所』の終了報道に「妙だと思った」と視聴者納得した「最近の異変」
12月12日、日曜放送の人気バラエティー番組『行列のできる相談所』(日本テレビ系)が’25年3月に終了することを一部スポーツ紙が報じた。同局の関係者は《これまで、日曜は強いと言われてきたが、テコ入れする時期が来た》と話しているという。 ’02年に『行列の出来る法律相談所』としてスタートした同番組。日常で起きるトラブルを描いた再現ドラマに対し、弁護士たちが法律的な解決方法を述べるバラエティとして人気を博した。初代MCを元お笑いタレントの島田紳助さん(68)が担当していたことでもおなじみだ。 しかし、’11年に島田さんが芸能界を引退した後は、MCは東野幸治、宮迫博之、後藤輝基の3人体制に。そして’21年には、タイトルから“法律”の文字が外され、番組は『行列のできる相談所』にリニューアルされた。当時、編成局編成部担当部長だった田中宏史氏は番組改編説明会で、タイトルを変更した理由についてこう語っていた。 「法律だけでなく、旬な話題を幅広く扱う王道のエピソードトークバラエティー目指して、より内容をパワーアップするべくタイトルを変更いたしました」 しかし、番組名が変更される以前から、一部の視聴者からは番組に対する不満が起こっていたという。 「放送開始当初はあくまでも法律がメインで、視聴者も橋下徹氏(55)、丸山和也氏(78)、北村晴男氏(68)、菊地幸夫氏(67)など、“史上最強の弁護士軍団”の法律的な見解を楽しみにしていた視聴者が多かったです。 しかし、次第に法律要素は薄くなり、出演タレントたちとのトークがメインの番組となっていきましたが、21年に番組名から“法律”を外したことで、その路線は決定的に。ここで離れたファンは少なくなかったようです」(テレビ誌ライター) その後も、’22年から俳優の井上芳雄がMCに加わるなどたびたび“テコ入れ”をしながら、なんとか存続してきた『行列』。しかし、最近は“異変”があったという。前出のテレビ誌ライターが続ける。 「今年6月の放送回で、橋本氏と北村氏、菊地氏の古参組に、新たに森詩絵里氏(35)を加えた“史上最強の弁護士軍団”が8年ぶりに復活したんです。タイトルから“法律”が消えてから約3年が経っていましたが、かつておなじみだった弁護士たちの舌戦も繰り広げられ、視聴者からも、《久しぶりに 法律相談 月1でも いいから 復活してほしい》《定期的にやってほしいです》と好評でしたね。11月には丸山氏が久しぶりに復活するなど、ここ数年にはない動きが見られ、古くからのファンを沸かせていました。 “原点回帰”で巻き返しを狙ってのことだったのかもしれませんが、大きな結果には繋がらず、番組終了という結末に。こうした番組側の変化に気づいていた人も少なくなかったようです」 番組終了が報じられたことで、Xでは最近の変化を思い出し、こんな声が上がっている。 《最近また法律相談やり出したから妙だと思ったらやっぱり終了か》 《法律相談を復活させたのは最期の足掻きみたいなもんだったのか》 《なんか最近原点に立ち返って法律問題に触れてたからおかしいなーとは思ってたけど》 《最近になって原点回帰してた理由はこれか…法律相談も戻ってきてやっと観る気になってきたんだけどなぁ》