新型BMW X3が日本デビュー! 価格は798万円から
グレードごとに異なる3種類のパワーユニットを用意
そんなX3には3種類のパワーユニットが用意されます。2L直4ガソリンターボ+モーター(48V MHEV)の「20 xDrive xLine」、3L直6ターボ+モーター(48V MHEV)の「M50 xDrive」、2L直4ディーゼルターボ+モーター(48V MHEV)の「20d xDrive M Sport」となります。つまり全てのグレードが電動化されています。また全グレード、トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WDとなります。 また、グレード名にも要注目です。従来型までガソリン車に付いていた「i」の文字が新型X3でも消えています。これも先に日本で発売された1シリーズと同じ理由です。BMWではBEVである「i」シリーズを展開しており、これと棲み分けるため、という理由もあるようです。この流れは今後の登場するモデルにも適用されていくとのことです。 ちなみに欧州では2L直4ガソリンターボ+モーターのPHEV「30e xDrive」も販売されていますが、こちらの導入は今回は見送られています。ただ、先代モデルではモデルライフの途中でPHEVが追加されているので、今後導入されるかもしれません。 走行性能も高められています。新型X3シリーズで唯一直6エンジンを搭載する「M50 xDrive」は最高出力398ps、最大トルク580Nmを発生。0→100㎞/h加速タイムは先代よりも0.5秒短縮された4.6秒という高性能ぶりです。 また、シャシも強化されており、可変スポーツステアリング付きのMスポーツサスペンション(M50以外でもオプションで選択可能)、Mスポーツブレーキ、20インチMライトアロイホイール、リアアクスルに統合されたMスポーツディファレンシャルを標準装備するほか、電子制御ダンパーを備えたアダプティブMサスペンションもオプションで用意されています。Mモデルに採用されている水平基調のキドニーグリルや4本出しのエキゾーストパイプも「M50 xDrive」のみに与えられる装備です。 加えて全グレードに共通する走行性能に関わる改良点がリアトレッドの拡大です。先代よりも45mmも広げられ、これまで以上のコーナーリング性能を確保しています。また見た目にも踏ん張り感が強くなり、よりスタイリッシュになっています。