牛丼屋でお肉が見えなくなるまで「紅ショウガ」を盛る友人。そんなに使っても大丈夫なのでしょうか?
店側の考え方により、対応が変わる可能性がある
もともと、紅ショウガなどの薬味や調味料は店が所有しているものを無料提供されている状態です。 料理の付け合わせとして提供されているものなので、紅ショウガを自宅へ持ち帰るためにストック用や詰め替え用の容器へ入れて店外に出た場合は、許容範囲外といえるでしょう。 ほかにも、紅ショウガをほかの客が使用できなくなるほど商品にかけた場合などが許容範囲外のケースとして挙げられます。 サービスとして提供しているものについては、店の考え方が大きく影響するといえますが、1回のみならず、店側から何度も注意を受けても止めないなど、ほかの客へ迷惑をかけるような行動は悪質な行為とみなされる場合もあるでしょう。 場合によっては、業務妨害行為として民事上の賠償責任が生じる可能性もあります。 店はほかの客も利用する公の場所ですので、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
各牛丼チェーンでは紅ショウガに関するルールはないが、節度を持った行動を心がける
各牛丼チェーンでは、明確に店内で食事をした場合の紅ショウガの使用のルールを定めてはいないようです。 しかし、紅ショウガを大量に使用することは、場合によっては窃盗罪とみなされる可能性があります。 無料で提供されている紅ショウガを自宅へ持ち帰ったり、ほかの客が使用できなくなるほど商品に盛りつけたりするような迷惑行為は、民事上の問題につながるおそれもあります。 もし紅ショウガを大量に盛りつけて食べたい場合は、牛丼を店で注文して自宅へ持ち帰り、紅ショウガをスーパーなどで購入して楽しむとよいでしょう。 店は公共の場ですので、節度を持った行動を心がけて食事の時間を楽しみましょう。 出典 e-Govポータル 刑法(明治四十年法律第四十五号) 第二編 罪 第三十六章 窃盗及び強盗の罪 第二百三十五条(窃盗) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部