「脅して『自死』しても困る」立花氏に脅されたと兵庫県百条委・奥谷氏「母は避難。強い恐怖心」 別の委員は誹謗中傷を理由に辞職「ネットの暴力。家族狂乱」
■「内部通報を県が発表、遮ったとの情報も真っ赤なウソ」
奥谷謙一委員長:内部公益通報がされて、それを当局の兵庫県が発表しようとしていたのに私がそれを遮った、公表を遅らせたということも言われているそうです。これについては真っ赤なウソ、でたらめでありまして、そもそも、内部公益通報の公表というものはされないと、公益通報をしたご本人にしか、その結果は伝えられないと。ただ、何かしら是正措置をとって完了したときに、県としては、そういったものを公表することができるという規定になっております。 奥谷謙一委員長:私は一切公表を遅らせてくれとか、そういったことは一切言っておりませんので、これも皆さんにお伝えしたいと思います。
■「本当に怖い」
奥谷謙一委員長:SNSを通じてデマが非常に広がっていくということは本当に怖いということは率直に思いました。SNSで立花氏が『奥谷を探せ』みたいなことで、SNSを入れて行動監視をされているようなこともありまして、これはかなり恐怖を抱きました。有馬の宿泊施設にいるとか、私は行っていないのに、そういうでたらめな情報がどんどん広がっていくという、このSNSの怖さを今回の選挙戦を通じて身に染みたなというところであります。
■百条委の委員が辞職「ネットの暴力。家族も狂乱状態に」
奥谷謙一委員長:私の考えとすれば、一定程度具体的な事実を示して、名誉棄損していると思いますので、厳正な対応をしていきたいと思います。私は母と自宅に住んでいますが、大変強い恐怖心を抱いておりまして、しばらく母に自宅を変えてもらったということもあり、私も家族のことが心配ですから、日常とは違う生活をせざるを得なくなりました。 百条委員会を巡っては、18日、委員を務めていた竹内英明県議が議員辞職した。 竹内県議が辞職した理由について、百条委の会見に出席した上野英一委員は「選挙を通じて、言葉の暴力、ネットの暴力、これが拡散して本人だけではなく家族も狂乱状態にまでなってしまった。その中で本人は家族を守ることを優先すると。奥さんが錯乱状態で『政治の道から退いてほしい』という訴えがあった。彼ほど優秀な議員はなかなかいない。その優秀な議員を追い込んでしまう今回のネットの怖さ、それを武器として使う選挙の怖さ」 「マスコミも既得権益といわれるが、大手のマスコミには報道倫理ある。ネットには報道倫理は全くない。この問題をきっちりしないと、兵庫県知事選挙だけでなく日本の政治そのものがゆがんでしまう」と述べた。