「フランスで個人の仕掛けは成長した」、中村敬斗は24年最後の代表戦へ「いろいろと成長したところを見せられたら」
日本代表は19日の北中米ワールドカップアジア最終予選第6戦・中国戦で勝利すると、最短で3月の試合でW杯出場が確定する。それでも、MF中村敬斗(スタッド・ランス)は目の前の試合に集中。18日の前日練習を終え、「アウェーの中国は簡単な試合ではない」と警戒を強めた。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 15日のインドネシア戦はベンチ入りも出場なし。アウェーでの2連戦となるが、「コンディション的にはかなりいい」と準備万端だ。9月5日の初戦は埼玉スタジアム2002のホームで中国に7-0と快勝。しかし中村はアウェーでの再戦に気を引き締める。「前回、僕らが大勝しているのもあって絶対に向こうは勝ち点を取りに来る。気持ちが入っていると思う」。直近2連勝という状況もあり、「モチベーションが高いと思う」と冷静に試合を見据えた。 3-4-2-1の布陣で戦う日本は、2シャドーと両WBの組み合わせが多彩。中村自身も「どこで出るかわからない」と語りつつ、自らの役割は攻撃面であることを強調する。「個で打開というのが1つと、崩すことと連係」。シャドー起用のMF三笘薫と左サイドWドリブラーを形成した第4戦・オーストラリア戦(△1-1)では相手のオウンゴールを誘発し、勝ち点奪取に貢献。「自分が出たときはゴールに向かってプレーできるようにしたい」と意気込みを語った。 中国戦は2024年最後の代表戦となる。1月のアジアカップでは準々決勝敗退。中村は3試合先発1得点も、悔しい大会となった。「チームとしても個人としても課題が大きく見つかった。それをこの一年間すごく取り組んできた」。フランス・リーグアンでは5試合連続ゴールを含む今季6得点をマーク。「フランスでやっているんで、個人の仕掛けは成長した」と胸を張った。 「よりゴールに向かっていくところも、守備の部分も含め、いろいろと成長しているところを見せられたら」(中村)。今年の日本代表集大成となる一戦に向け、「いつも通りやれば大丈夫」と自信を垣間見せた。