Stray Kidsが5万5千人のファンと東京ドームで熱唱 「会場が大きくなっても変わることなく、皆さんに届くように歌い続けます」
アイエンは腹部を露出した衣装で「HALLUCINATION」を披露。衣装も相まってダンスも歌もとてもセクシーで、天真爛漫な笑顔を浮かべるいつもの“末っ子・アイエン”とは真逆の顔を見せた。 フィリックスはイニシャルの「F」を象った装置に乗って上空から降下して登場。これまで聞いたことのないような何色もの声を混在させて「美女と野獣」をモチーフに歌った「Unfair」でシンガー、フィリックスのポテンシャルを見せつけた。 チャンビンは重厚な「ULTRA」で鍛え上げられた肉体を誇示しながらゴリゴリのラップを披露。360度どこを切ってもチャンビン全開。「ULTRA」というフレーズが何度もリピートされ、その度にチャンビンがパワーアップしていくかのような迫力だった。 ■「生みの親として感無量です」 それぞれが新たな扉を開いたソロパフォーマンス。この8人が集まったStray Kidsというグループの伸びしろをふんだんに感じさせた。 そもそもStray Kidsはサバイバルオーディション番組「Stray Kids」を通してリーダー、バンチャンが選出したメンバーによって結成されたグループだ。バンチャンが苦楽をともにし、高みを目指すパートナーとして惹かれたメンバーで構成されていることから家族のような絆で結ばれており、とても仲が良い。この日のMCではお互いのソロパフォーマンスを褒め合うやりとりが展開された。 バンチャンが嬉しそうに「ハンくんの『Hold my hand』は青春ロックスピリッツでしたね」と言えば、フィリックスはにこやかに「リノさんは素敵なアイドルでしたね」と口にした。アイエンはいたずらっ子のようにスンミンのギター演奏を真似し、チャンビンは「僕が大好きなヒョンジンくんはセクシーでした」と言ってほほ笑んだ。フィリックスの「Unfair」はまさに天使のようだという声が上がり、スンミンが「チャンビンさんは体もスケールもULTRAです」と言ってチャンビンの真似を始めた。そんなメンバーの様子を見てバンチャンは「生みの親として感無量です」と言って泣き真似をし、7人はバンチャンに感謝を伝えた。 リノがバンチャンに「腹筋を見せて!」と言い出したことをきっかけに7人がバンチャンに迫り始めた光景は一斉に父に何かをねだる息子たちのようだった。バンチャンが「超恥ずかしいやん! 今日のパフォーマンスはここまでです!」と言っておじぎをしてこの場を切り上げようとすると、他のメンバーは口々に「お疲れさまでした!」と言って乗っかった。