名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会(全文1)トリエンナーレの問題を場外へ持ち出した
公共事業なので一定のチェックを行うべき
河村:はい。それでは今日はありがとうございます。横井さん、立ったもんで、私も立たないかんやなと思って。ありがとうございます。まずリコールについては、それは公共事業ですよ、あれは。県市主催の。それと皆さんの税金を使った展覧会ですよ。私は大村さんが自分の金でどっかの画廊でやったんだったら何も言いません、これは。それこそ、それを止めたら表現の自由を止めたことになります。だからこれは、公共事業というものは、公務員というのは全国民の奉仕者ということになっていますので、納得のできるものじゃないといかんわけです。 だから一定のチェックといいますか、例えば東京オリンピックだって今、なんですか、実行委員会で、あそこでそれじゃあ天皇陛下の肖像画を燃やして出したらどうかとか、バーナーで燃やして足で踏んづけて、そういうのを隠して出したらどうかとか、やるぞとか、戦争で死んだ軍人を間抜けな日本人と。それは別に自分の金で自分のどっかでやるのは僕は文句は言いません。それは間違えちゃいけないですよ、これ。公共事業でそんなことを無理矢理やってですよ、大村さん自身がフジテレビで契約違反だと知らなかったと言ってるじゃないですか。天皇陛下の燃やされた件について。
公務員を選定し罷免することは国民の固有の権利
そんなことをやってしまって、それで私はびっくりしてですね、3,300万支払いが残っとったもんだから、これは駄目だといって大村さんに4回手紙を出しました。話し合いましょうと、まず。それから2回電話をかけました。1回は留守電、1回は再開のときです。これは本人が出ました。こういうときだから言っておきますけど、あれはだまされてやったんだと。やらさせられたんだと、展示を。本当はやったら駄目だと。だまされたことに表現の自由なんかないと彼に言ったんです。そしたら彼はそうもいかんのだわと。ほんだけで終わりですわ。そういうことがあったんで、じゃあ横井さんに聞きたいけど、じゃあ、あなたは本当に天皇陛下が燃やされてですよ、バーナーで、足で踏んづけられて隠して出すようなのを認めるわけですか、これ。なんにもせんとじっとしとるの、これ。それをまず聞きたいということと、そういうことがあり、で、なんですか。 そういうことがあり、これはいかんと。名古屋市は3,300万払えと訴えにきたんですよ。大村知事は。コロナの最中にですよ。皆さんの税金ですよ、これ。だから私はとてもじゃねえといって、あれを見てからもうそういう人には辞めてもらわないかんと。リコール運動は市長がいかんということを尾形さんが言ってたけど、選挙のときに市長がほかの首長なり議員をポスターに顔を出していくらでもやってるじゃないですか。辞めさせるのだってなんの問題もないですよ、それは別に。それこそ国民の最たる、15条1項に書いてあるけど、公務員を選定し罷免することは国民の固有の権利であると。罷免まで憲法にわざわざ書いてある。あれをやったってどうってことないし、やらないかんのですよ、むしろ、と思います。 加藤:偽造までちょっといいですか。偽造の問題に触れておられないから短くお願いします。 河村:短く。偽造は犯罪であって、これは。私も情けにゃあと思うことはなぜ気付かなかったのかというふうに思いますけど、私もまったくこんなことは想像もできなかって気付かなんだ。それについては熱心にやられた方には申し訳ないと思ってますけど、犯罪は徹底的に究明すべきであってリコール署名の問題とは明確に切り離さないかんわ、これは、とは思います。 加藤:はい。分かりました。河村さんは天皇陛下の写真を燃やすというような展示内容をどう思うのかということを横井さんにお投げ掛けになっているので、これは一言、横井さん、お考えをお聞きしましょうか。