東京で「南の島のハーブ体験」 沖永良部島の喜楽ハーブ、初開催
鹿児島県沖永良部島の和泊町で地場産の薬草を使った特産品づくりなどを手掛けているNPO法人喜楽ハーブ(喜坂三千春代表理事)は2024年12月20、22の両日、東京都中央区のカフェでワークショップイベント「南の島のハーブ体験(ハーブティーワークショップ)」を開いた。親子連れなど約20人が参加し、冬の寒い季節に心と体を温めるハーブの魅力を体験した。 喜楽ハーブは23年10月設立。24年1月には県ビジネスプランコンテスト最終審査会で島の薬草を使った産業創出が評価され大賞を受賞した。東京での独自のイベント開催は初めて。 イベントの参加者は、島から届いた島桑やローゼル、月桃などの薬草を使って、オリジナルのブレンドティーづくりに挑戦。堀部三千代理事は「熱帯植物の北限と温帯植物の南限の境界に位置する沖永良部島は、薬草も200種類以上が自生する。先人たちは薬草として活用してきた知恵があり、これを次世代の子供たちに伝えていきたい」と紹介した。 参加した70代女性は「ティーなどがおいしく、とてもわくわくするイベントだった。奄美には行ったことはないが、とても興味が湧いた」と喜んでいた。