宿泊2000人分キャンセル 韓国・務安-長崎間のチャーター便運休 長崎県内
韓国・務安-長崎間のチャーター便運休に伴い、長崎県内では約2千人分の予約キャンセルがあった宿泊施設もあり、観光関係者からは不安の声も上がっている。 県国際観光振興室によると、機体は189席で、乗客は韓国からの団体ツアー客。12月の搭乗率は8割を超え、これまでに9往復運航された。2泊3日と3泊4日のプランがあり、長崎市内の周遊や佐世保市のハウステンボス(HTB)、西海市や大村市でのゴルフ、雲仙市の地獄巡りなどが組み込まれていた。 長崎市西坂町の宿泊施設、長崎にっしょうかんでは1~3月の予約延べ約2千人分がキャンセルに。高木浩一予約支配人は「長崎ランタンフェスティバルを除けば宿泊が少ない時期で期待していた分、残念。改めて飛ばしてもらいたい」と話した。 韓国人客の予約が入っている雲仙市の宿泊施設関係者は「キャンセルが具体的に出ないと分からない」。雲仙旅館ホテル組合の福田努組合長は「事故があったので運休になるのではと予想していた。今後の影響が心配」と語った。HTBは事故との直接の関係は分からないとした上で、事故後に韓国からのツアー客の入場予約にキャンセルが出ているという。