土用の丑 うなぎ専門店はスペース増設して対応【長野】
24日は「土用の丑の日」。うなぎ専門店は多くの人でにぎわいました。 一方、頭の上にお灸を据える人々。これは一体? 炭火で焼き上げるこの音…。 食欲がそそられます。 長野市で創業50年以上の「うなぎの宿・住吉」です。 ■店員 「毎年いっぱいお客さんが来てくれるので、おいしいウナギが焼けるように頑張っています」 土用の丑の日のこの日は、うなぎを焼くスペースを増設し、いつもの20倍となる3000食分を用意します。一番人気はうな重。肝吸い付きです。 ■埼玉から客 「カリッとしてますけど、ふわっとしています。食がどんどん進みますね。蒸し暑くても元気になりそう」 そして、この土用の丑の日に毎年行われているのがこちら。 お灸を据えているのは…頭の上…? 上田市の妙光寺で100年以上続く「頭痛除けほうろく加持」です。 その名の通り頭の病を治すとされる祈祷。 髪の毛が燃えないよう「ほうろく」という素焼きの器をかぶり頭のツボを刺激します。 ただ気になるのは… Q)頭は熱くないんですか? ■上田市内から 「熱いですすごく。ずっとお皿を置いていると、熱いけどちょっと離すと(大丈夫)。離さないとちょっと熱くて我慢できない」 ■上田市内から 「ここチリーっとくるんですけどそれがまた妙に気持ちいい。あれで(頭痛に)効く気がする」 子どもの虫封じにも効くとされ、夜泣きや発育不良などに悩む人も訪れるといいます。 ■妙光寺・宮淵泰存 住職 「土用の丑の日というのは、とても暑い日ほうろく(器)は、やはり温まっていた方が良く効くので」 暑い日に、熱いお灸で。一年の健康を願います。