カーズリー暫定監督が作った若手への道 カーティス、M・ロジャーズらイングランド代表はさらに豪華なタレント集団へ
トゥヘルは成長する若手たちをどう組み込むか
EURO2024を最後にガレス・サウスゲイトが退任し、イングランド代表はリー・カーズリーを暫定指揮官に迎えてネーションズリーグを戦ってきた。 すでにトーマス・トゥヘルの新指揮官就任が決まっているが、それまでの仕事としてカーズリーの頑張りは高く評価されるべきだろう。今月はネーションズリーグでギリシャに3-0、アイルランドに5-0で勝利する完璧な2試合を見せたが、カーズリーは限られた時間の中でフレッシュな若手にもチャンスを与えてきた。 左サイドバックに入るニューカッスルのルイス・ホール、リヴァプールで成長を見せているMFカーティス・ジョーンズ、アストン・ヴィラの攻撃的MFモーガン・ロジャーズ、サウサンプトンDFテイラー・ハーウッド・ベリスなど、今月も若手にチャンスを与えてきた。ジョーンズやハーウッド・ベリスはゴールという形でその期待に応えており、トゥヘル政権誕生の前に若手がチャンスを活かせたのは大きな収穫だ。 『ITV』によると、エースのハリー・ケインも若手の成長を喜んでいる。イングランド代表はますますタレント揃いのチームとなりつつあるのだ。 「トゥヘルには選べる選手がたくさんいる。若い選手、経験豊富な選手の両方がいて、バランスは良い。トゥヘルも全員に目を向けるだろう。若い選手たちも代表にふさわしいことを示してくれたと思うし、良いフィニッシュもあった。今月は本当に良い合宿だったし、2試合とも厳しいゲームだった。カーズリー、そしてスタッフは本当に一流だった。EUROの後にネーションズリーグへ直行するのは簡単なことではないし、モチベーションが下がることもあった。それでも良い形で勝って終われたからよかったよ」 果たしてトゥヘルはイングランドをどう変えていくのか。そこも1つの注目ポイントで、カーズリー暫定政権の間にさらにタレント力は強化された。
構成/ザ・ワールド編集部