東京のホテル高騰化はやりすぎ? 1泊4000円で経営のオーナー絶句「高すぎる印象」
東京のホテルに安く泊まるためのコツは?
物価高の中、浅草に隣接する山谷も値上げラッシュだ。生活に直結する店舗では、「12月から料金を200円上げさせていただきます」「割りばし代10円をいただきます」など、少し歩くだけで価格変更を知らせる告知を見かける。カンガルーホテルも光熱費が前年比10%増だった。 コストの増加は経営努力でカバー。浴衣や歯ブラシなどのアメニティー用品は別料金、さらに週末は連泊限定にするなど工夫をこらす。「それによってクリーニングの数が減っている。ランニングコストを抑えられます」。年末年始は初めて12月29日~1月4日までの6泊7日を宿泊条件にした。それでも全室外国人の予約で埋まっている状況だ。 日本人が東京に安く泊まる方法はないのだろうか。 小菅さんはカンガルーホテルの客層の傾向について、「日本人のビジネス客は一定数いらっしゃいますが、むしろ減っています。外国人のほうが増えている」とし、予約のスピードがその理由と明かした。 海外からの旅行ではあれば予約が始まる2か月前の時点で、東京への宿泊を決めている。一方で、国内出張は前日に言い渡されることもある。そのため、泊まりやすい価格帯の宿や部屋は早々に売り切れてしまうという。 「海外は結構気合入っているので、(ネット予約は)早いもの勝ちになっています」 もし東京に行くことが決まっているのであれば、早めの予約を頭に入れておきたい。
水沼一夫