22歳・中村太樹、パリ五輪銅・永山竜樹を破って初V「ロス五輪に向けて突き進んでいきたい」…柔道GS東京
◆柔道◇グランドスラム東京大会 第1日(7日、東京体育館) 男子60キロ級で5月の世界選手権3位の中村太樹(国士舘大)が優勝を果たした。決勝でパリ五輪銅メダルの永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)を積極的に攻めて指導3を引き出し、反則勝ち。「(永山を)ずっと目標にしてやってきたので、勝つことができてとてもうれしい。次の五輪は俺が行く、という気持ちだった」と喜んだ。 22年に世界ジュニア選手権を制するなど、期待の22歳だ。初戦から準決勝までの3試合は得意の寝技で制するなど、持ち味を発揮。GS大会では初優勝を飾り「自分の柔道で勝ちきったのは自信になる」と大きな手応えをつかんだ。 パリ五輪はテレビで観戦した。「悔しい気持ちと刺激になる気持ちがすごいあった。この試合を経て、次の試合では研究とかもされてくると思うけど、自分の柔道を貫く選手が勝ち残っていくと思う。堂々と構えて、ロス五輪に向けて突き進んでいきたい」。4年後の大舞台へ決意を強めた。
報知新聞社