第一三共、新型コロナワクチン投入…日本流行株に効果
第一三共は24日、新型コロナウイルスのオミクロン株JN・1系統対応の国産メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン「ダイチロナ」を発売したと発表した。同ワクチンは日本で流行しているオミクロン株KP・3に対しても血中中和活性を示すことが確認されている。ダイチロナは2日に厚生労働省から製造販売承認事項一部変更承認を取得しており、10月に始まる新型コロナワクチンの定期接種に向けて供給する。 厚生労働省は2024年度の新型コロナワクチンの供給量を3224万回と見込んでおり、そのうちmRNAワクチンは2527万回だとしている。JN・1系統対応のmRANワクチンは第一三共のほか、米ファイザーやモデルナ・ジャパン(東京都港区)が供給する予定。