女子サッカー・澤穂希が引退会見【全文2】
今後も女子サッカーが輝きある場所であってほしい
司会:では、次の方。奥のグレーの洋服を着ていらっしゃる。 TBS:TBS『NEWS23』の古谷と申します。お疲れさまでした。澤穂希さんという、その人間性、テレビの報道であったり、ニュースの報道であったり、本当に無敵の女性として描かれてきたかと思うんですけれども、ご自身の中で周りから見られている自分と、そして本当の自分とそのギャップに苦しむ瞬間っていうのは今までありましたでしょうか。 澤:あんまり自分自身では、あんまりちょっと分からないんですけど。はい。 TBS:ありのままの自分で。 澤:はい。あまり、というか着飾ることもできないですし、そのままの、たぶん自分だと思います。 TBS:周りの方々からたぶん、今後もずっとありがとうと言われ続けることがあるかと思うんですけれども、澤選手自身がサッカーというものに感謝の言葉を伝えるとしたら、いったいどんな言葉になるんでしょうか。 澤:サッカーがなかったら今の自分がないので、サッカーからたくさんのことを学んで、今の澤穂希はやっぱりサッカーがなければ澤穗希ではないと思っていますので、サッカーに出会えて本当に感謝してます。 TBS:最後になりますが、先ほど満足というより納得とおっしゃっていましたが、具体的にそれはどういった心境なのでしょうか。 澤:正直、本当にワールドカップ、優勝、準優勝、オリンピックの銀メダル、そして日本人、誰も取ったことがないバロンドールも取ったので、本当に納得という、本当に自分のサッカー人生、納得という、もう、納得ができました。 TBS:ありがとうございます。皇后杯、期待しております。 澤:ありがとうございます。 司会:続きまして。 TBS:TBSテレビ『Nスタ』の小林と申します。お疲れさまでした。これまでご自身、本当に輝かしい実績を上げていらっしゃったわけですけれども、先ほどもファンの方のサポートというお話もありましたけれども、選手生活を一番これが支えたなと思ったものはなんだと思われますか。 澤:一番の支えですか。もう1つではないです。でも、やはり仲間ですかね。やっぱり仲間もいなければサッカーもできないですし、自分自身のプレーを生かしてももらえないですし、本当につらいときにみんなが支えてくれたりとか、楽しいときはみんなで笑ったり、本当に最高の仲間が近くにいてくれたから、本当に頑張れたサッカー人生でした。 TBS:その仲間ですとか後輩に今、自分が望むことはなんですか。 澤:そうですね、今後も女子サッカーが輝きある場所であってほしいなと思うので、変わらず、みんなのひたむきさだったりとか、やっぱり一生懸命戦うところとか、そしてしっかり結果も出してもらいたいなと思います。 TBS:ありがとうございます。