「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」がついに街開き! 「ららテラスHARUMI FLAG」や「東京BRT」の様子は? 記者が街を探索してみた
街に人の姿が少ないのは、なぜ?
早速、メインとなる中央の通りに沿って、街の入り口にあたる東側から歩いてみた。 記者は2月末にも「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」を訪れているが、当時は大通りに人がぽつぽつ歩いているだけだった。しかし、そのころよりは人が増えたように感じた。とはいえ、昼間の時間帯に通りを歩いているのは、観光客らしき人も含めて数十人といったところだろう。 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」は4月1日に街開きをしたばかりで、しかもタワー棟は建設中の状態。完成済みの板状棟にすでに引っ越しをしている人は、まだ半数もいないのではないかという印象を受けた。 購入後に賃貸として貸し出す予定、また転売予定の部屋なども相当数あると思われ、タワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO(晴海フラッグ スカイ デュオ)」の完成後、いったいどのくらいの人が実際に生活するのか、未知数である。
メインストリートの中心にある「ららテラスHARUMI FLAG」
この大通りの中心にあるのが、3階建ての商業施設「ららテラスHARUMI FLAG」だ。店舗数は40で、1階には、薬局やカフェ、スーパーマーケットの「サミットストア」、2階には、100均の「ダイソー」、書店、レストラン、3階には、クリニックモールや保育園などがある。 同じ三井不動産の商業施設「ららぽーと豊洲」のように、リゾート感のあるおしゃれなショッピングモールというより、生活密着型の施設が多い。日常生活に必要な買い物のほとんどはここで済ませられる、というコンセプトを感じた。 特に注目は、スーパーマーケットの「サミットストア」で、このチェーン店では都内最大級の売り場面積となっている。「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の入居者のメイン、30~40代の共働き世帯を意識した品ぞろえで、冷凍食品や「レンジアップ商品(電子レンジで簡単に調理可能なもの)」の売り場が非常に充実している。この日も子供連れなどのファミリー層が多く、施設内で一番賑わっていた。 また、オリンピック・パラリンピック選手村跡地にちなんで、1階のカフェの隣には東京2020オリンピック・パラリンピック関連の展示エリアがある。選手のサイン入りユニホームや写真パネル、ゴールドメダルなどが展示されている。オリンピックのレガシーを感じさせるのもこの街の特徴の一つと言えるだろう。