マクラーレンF1、チーム代表を務めるステラとの契約を延長「トップで一貫して戦うにはまだやるべきことがたくさんある」
マクラーレンF1のチーム代表であるアンドレア・ステラは、当面の間その役割に留まるための複数年にわたる延長契約を締結したと、8月1日にチームが発表した。 【写真】2024年F1第6戦F1マイアミGP ランド・ノリス(マクラーレン)がF1初優勝 ステラは、前任者のアンドレアス・ザイドルがアウディで主導的な役割を果たすために離脱した後、2022年末にチーム代表の役割を引き受けた。ステラはもともと2019年にチームに加入しており、レースオペレーションの責任者兼パフォーマンスディレクターを務めていた。 「マクラーレンF1チームの一員でいることを名誉に思うし、チーム代表としての役割を継続できて光栄だ」とステラはチームが発表したプレスリリースのなかで述べている。 ステラのリーダーシップの下、チームは2023年に大復活を遂げた。今シーズンもその勢いのなかでランド・ノリスとオスカー・ピアストリがレースで勝利を収めており、チームはコンストラクターズランキングで2位に浮上した。 「この1年半で我々は大きな進歩を遂げた。グリッドのトップ集団で一貫して戦うためには、まだやるべきことがたくさんある。これはエキサイティングな挑戦だ」 「成功は、チームが相乗効果を発揮することでもたらされるし、私は自分の役割を楽しんでいる。そのおかげで個々の才能を解き放ち、みんながチームの目標に向かって協力するのを助けることができた」 「リーダーとしての私を信頼してくれているザク(・ブラウン/マクラーレン・レーシングCEO)、リーダーシップチーム全体、そしてチーム内の同僚全員と彼らの継続的な協力およびサポートに感謝している」 チームはすでにノリスとピアストリの契約を複数年延長したことを発表しており、ステラに関するニュースは、歓迎すべきチームの長期的な安定性を彼らに感じさせるものとなる。ブラウンは、ステラがチームに残るというニュースを発表できたことをうれしく思っていると述べ、「彼の優れたリーダーシップ、専門知識、そして彼がチーム内で尊敬を集めていること」を称賛した。 「グリッドの最前線で一貫して戦うことを追求し続けるために、これ以上の人物はいないだろう。彼がチーム代表としてマクラーレンF1に与えた影響は大きく、それはコース上での結果やチームの軌跡だけでなく、我々のカルチャーや考え方の発展にまで及んでいる」 「我々はみんな、アンドレアのリーダーシップの下で過ごすこれからの年月を楽しみにしている。ランド、オスカー、そして今ではアンドレアともすでに複数年の延長が合意に達したため、自信を持って世界チャンピオンになるための探求を続けることができる」 マクラーレンは現在、過去10年間で最も成功したシーズンを過ごしている。今シーズンは2勝を挙げただけでなく、2023年の開幕以降は18回の表彰台も獲得している。 [オートスポーツweb 2024年08月02日]