『海に眠るダイヤモンド』3つの愛が成就、幸せ過ぎる展開に視聴者「役者たちの解像度が高くてもう感情が凄い」一方「種が植えられなかったということは?」「海に眠るってもしや…」不穏な考察も
一方、朝子は、「自分は何に生かされているんだろう」と考えます。「端島には植物がない、コンクリートに囲まれて育った子に心があるのか」という悪意ある報道に対し、端島に緑を植えることを思いつく朝子。いろんな場所を考え、屋上に植物を植えようとしますが、階下に雨漏りがするなど、なかなかうまくいきません。 耕作用の土の確保が困難を極める中、百合子は皆を賢将(清水尋也)の家に誘います。 そこへ炭鉱長の辰雄(沢村一樹)が帰宅、緊張する朝子たち。しかし辰雄は「夕飯を食べて行け」というだけでなく、朝子たちに土に対してのアドバイスをするのでした。 前回、島で孤立する自分たち親子をかばってくれた一平(國村隼)に対し、本音を吐露していた辰雄。「端島とあなた方のお陰で賢将がいい子に育った」と、自分の至らなさを反省し、感謝の意を述べていたのです。その後も、陰口を叩かれながら、島民の中に入っていこうとする辰雄の姿がありました。 SNSでは「まだ賢将がヒソヒソされているのがしんどかったけど、屋上庭園に参加しだすことでパパ自身も孤独じゃなくなったのが泣ける」というコメントも。 「私の役目は終わったわ」という百合子は、賢将(清水尋也)から「お土産だ」と指輪を渡されますが「指輪なんて意味がありすぎ」と抵抗します。離婚できないことを気にしていた百合子ですが、賢将の真剣な思いに「私の人生、手ごわいわよ」と答え、賢将は「俺はタフだよ、百合子といれば」と返し、2人は思いを確かめ合います。
海辺で行われた賢将と百合子の結婚式。朝子と鉄平は残って後片付けをしています。 「端島はもっといい島になる」という鉄平。「鉄平は端島に生かされとる?私の人生にもそういうものがあるとよか」と、いう朝子。本当はこれを植えたかった…とコスモスの種を鉄平に見せる。島民の希望で、屋上には「食べられる物」を植えることになってしまったが、来年は田んぼを作りたいと話す。 「〈食堂の朝子〉も続けながら、緑化部も…」という朝子に、ストライキの原因は何だったかを聞く鉄平。 「親が結婚しろってうるさくて。結婚なんてしとうなか」「しとうなかと?」 ついに「朝子が好きだ」と告白する鉄平、それを聞いて涙する朝子…。 「急に結婚とかは、朝子の気持ちもあるし、俺は気が長い。朝子と一緒に、いつまでもいつでも端島にいるし、だからゆっくり長い目で見てほしい」という鉄平に「わかった」と答える朝子。「お婿さんになる人とコスモス植えたいけん、持っていて」と、種を渡すのでした。
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