坂本花織「自分の色を残しつつ…」 今季世界最高得点を叩き出した裏にあった“進化”とは?
坂本花織(24=シスメックス)が18日放送のフジテレビ「FNN Live News α」(後11・40)にVTR出演。今季の進化について明かす場面があった。 今年5月に現役を引退してプロフィギュアスケーターに転向した宇野昌磨さん(26)が聞き手を務めるインタビューに臨んだ。 今季は26年ミラノ五輪に向けたプレシーズンとなる坂本。今季のテーマに「CHANGE」を掲げた。フリーの構成を大きく変更。今までは1本だった3回転ルッツジャンプを2本に増やした。 その理由について「ルッツに2本にしたいと思ったのが、基礎点をもうちょっと上げたいというのと、前の構成だとコンビネーションのジャンプでミスすると、他のジャンプでリカバリーができなくて、持っているレパートリーが少なすぎて、もうミスしたらテンパって…ノーミスが必須だった」と説明した。 これを聞いた宇野さんは「試合中に失敗すると、構成を組み替えたりしないといけなくて、失敗した時用の練習はすごく難しい」と構成変更に納得した表情を見せた。 宇野さんから見て、坂本が“進化”した部分は他にもあるという。「すごく上からで申し訳ないんですけど、今年の演技を見てより表現力というところに力を入れて上手になられたというのが印象的でした」と話した。 坂本は「ジャンプ一筋でやってきたので、その表現のことを考えられるようになったのが、シニアになってからだった。どう自分の色を残しつつ表現できるかなという所に今は試行錯誤してます」と明かした。 “表現力”の進化と“CHANGE”した新プログラムで今年11月には今季世界最高得点の231.88をマークした。