海外で話題を集めた「クルマの流行」 おしゃれなアイテムから悪趣味なものまで 34選 前編
スポットライト
スポットライトは何十年も昔から注目の的だった。1960年代の英国では、いわゆるモッズカルチャーのスクーター(ライトやミラーを大量に付けてデコレーションしたもの)が人気を博した。クルマにおける歴史はラリーから始まり、高速走行時の夜間照明の必要性からトレンドとなった。自動車メーカーもその人気ぶりに着目し、多くのモデルにオプションとしてスポットライトを設定した。 1990年代にヘッドライトの技術が進歩すると、スポットライトの需要は減少した。しかし、本格的なオフロードを走る人たちは、今でも夜間の視界を確保するためにLEDライトバーを装着することが多い。北欧諸国では、冬季の長く暗い夜を乗り切るために、大型で強力なスポットライトを装着したクルマをよく見かける。
アンダーネオン
ネオンの光と同様に、この流行自体も一時的なもので、今ではすっかり消えつつある。珍しいことに、安価なコンパクトカーから超高級スーパーカーまで、あらゆる分野にまで広がった流行である。 クリスマスシーズンの夜の都市では映えるかもしれない。
AUTOCAR UK(執筆) 林汰久也(翻訳)