小池都知事が定例会見9月3日(全文1)抗体カクテル療法で8割超が症状改善との報告も
抗体カクテル療法の想定対象者数は
東京新聞:ありがとうございます。幹事社からまず質問させていただきます。まず冒頭の、知事から今ご説明ありましたカクテル療法の導入促進に関してお伺いします。3つ、3本柱でご説明いただいたんですけれども、それぞれ、もう実施時期、今、自宅療養中に基礎疾患を持っている方が悪化して亡くなられたりするケースが結構増えているんですけれども、スピード感大切になってくると思うんですが、この導入の時期と、それから対象者がどのぐらいを当面、想定されているのかというところがありましたらお願いします。 小池:これは今も申し上げましたように、できるだけ早くこのカクテル療法を受けていただくというのがポイントになります。それぞれ上がってくるものを待っていると、その分、日数、時間が掛かりますので、だからこそ先ほどありましたように、かかりつけ医、こちらが、あなた陽性ですよというような、それをそのあと保健所に連絡をする、保健所でいろいろまとめるというような作業が、手続きになる。 都の発熱相談のほう、もう1つ前か、のほうは、こちらは都が行っている機能ですので、そこで、そういった対象者については早く確保することができるということでありますので、医療機関に結び付ける時間が、その分短縮ができるであろうということで、医療機関については先ほども140、200近くの医療機関で、200だったかしら、受けていただいて、すでにそのカクテルの中身も配布してありますし、昭和大学など、とても積極的に取り組んでいただいているわけですね。ですから、これを受けることによって重症化が抑えられるという、さまざまな研究などもございます。
7日以内がベターと聞いている
それから、あと都のかかりつけ医、都の発熱相談、それからもう1つ次が、この調整本部で、またこちらは保健所と情報も共有いたしますけれど、できるだけ早い期間の方々をキャッチするということで、これはもうすでに始めているところであります。ですから発症3日ぐらいが一番、以内がベストで、7日以内がベターだというふうに聞いておりますので、そこ、いろんな手続きで時間が掛かることを避けるという意味でも、カクテルの効能を高めるという意味でも、そういったフローをつくったということであります。 東京新聞:もうすでに運用は始まっているということなんですか。 小池:もうすでに始めております。 東京新聞:酸素ステーションのほうはいかがでしょうか。 小池:酸素ステーションについても同様でございまして、こちらのほうもできるだけ早く受けていただけるように。また、今も申し上げましたように酸素・医療提供ステーションと名称を改めますので、こちらでは酸素だけでなく、を受ける方もあり、また、カクテル療法を受ける方もあり、そして必要な医療を受ける方もありということで、こちらのほうで病院機能を、医療機能を持った多機能のセンター、ステーションになっているということで、こちらのほうもすでに始めております。 宿泊療養でもすでに行っておりまして、品川のほうが特にこちらのカクテル療法を進めておりますけど、それを受ける方がより多くなってきている。それから、これは外来でも受けられるということで、先ほど申し上げました昭和大学では、すでに、これからかな、外来でカクテル療法を進めるということを聞いております。 東京新聞:対象者の規模といいますか、どのぐらいの人数の方がこういった治療に関わってくるのか。 小池:いや、できるだけ多くの方に受けられるように環境を整えております。むしろ、ぜひ、今ワクチンを受けたいという希望者、多いわけですね。と同じように、カクテルについても、できるだけ早く自分も受けたいという、そういう、それによる重症化を防げるんだという情報が、みんなでより多く共有できればと思っております。 【書き起こし】小池都知事が定例会見9月3日 全文2に続く