小池都知事が定例会見9月3日(全文1)抗体カクテル療法で8割超が症状改善との報告も
多摩地域の会場でも若者の予約受け付け
それから都庁で、皆さんもご覧のように多くの方が接種に訪れておられます。南と北の展望室の2会場で行っておりまして、9月の6日の月曜日からは接種時間を1時間延長します。6時半まで受け付けをし、それだけ多くの方が受けられる。それから新たに多摩地域において、立川の北会場でも若い方の予約を受け付けることといたします。 こうした都の大規模集団会場ですけれども、主に40歳以上の方を対象にしまして、アストラゼネカ製のワクチンの接種も始めたほか、都市機能を支えるインフラ整備などに関わる業務に従事されている方や妊産婦の方、受験を控えた高校3年生の方々など、状況に応じまして接種対象を拡大しております。こちらに、どういう方がどこで何を受けられるかっていうのを、ポータルサイトがありますので、都のホームページであります福祉保健局の、それぞれ若い方、それから医療従事者、こういう方々をあれしていますね。それから外国の方もいらっしゃいますので、そういった方々、また妊産婦の方など、それぞれご自分に当てはまる必要な、ワクチン接種を希望される方々、それぞれこれらを活用してワクチン接種、そして予約を進めていただきたいと思います。 それから医療の状況でありますけれど、現在の感染状況は災害級だというレベルにあるということで、この医療非常事態、これに対応するということで医療提供体制の強化、それからワクチン接種、抗体カクテル療法、こういった対策と、先に申し上げた人流を抑制する基本的な感染防止策の徹底を行う、行政、都民、事業者、心を1つに進めていくということは、まさに総力戦だということを申し上げております。医療現場、また、最前線で奮闘される医療従事者の皆さまの思いに応えるためにも、2週間後の東京を変えていくのも1人1人の皆さまのご協力によるもの。ぜひともご協力を引き続きお願い申し上げます。
風水害への備えの徹底を
続きまして、きのう、CNNなどを見ていましたらニューヨークが大変な洪水の状況でありましたが、7月には熱海、それから8月は西日本を中心に大雨による土砂災害がありましたね。そして大変な浸水被害が発生したということで、大規模風水害の備えについてお伝えをいたします。本格的な台風シーズンを迎えた今、都民の皆さまには、あらためてご自宅の災害リスクをご確認いただきたいと思います。その上で、この東京マイ・タイムラインですけれども、学校などでも、また、ご家族が集まって、うちはどうやって集まって、水害のときはどこにどうやって逃げるかなどなど、そのときの避難の必要な物資は何かなどなど、あらためてご家族で避難行動などを話し合っておく、そのためにこの東京マイ・タイムラインを有効に生かしていただければと思います。で、風水害への備えを徹底していただくようにお願いを申し上げます。 そして大規模風水害時に区市町村の区域、区を越えて避難される、その方々のために広域避難先の確保を進めるということも重要です。そこで東部低地帯、こちらを中心にしまして、約74万人に発生されるとする広域避難者の避難先の確保、そのために受け入れ可能な都立施設を活用いたします。そして国や民間施設にもご協力いただけるように施設管理者との調整も進めているところであります。 具体的な第1弾ですけれども、国立青少年教育振興機構と、渋谷区にあるオリセンですね、国立オリンピック記念青少年総合センター。こちらを広域避難先として提供していただく協定を締結いたしました。この施設でありますが、宿泊施設とか体育室、研修室などを備えた国内最大の青少年教育施設です。そして受け入れ人数は施設の利用状況になどによって大きく変わりますけれども、コロナ禍を考慮してディスタンスを取る、人と人との間隔を確保するということから3000人規模というふうに見込んでおります。今後も大規模風水害への対応力を強化するためには、この区市町村との連携、そして国、民間施設の確保、これを順次進めてまいります。総務局のほうで、さまざま連携をとっているところです。 それから3番目は東京グリーンボンドの発行に関してであります。都では平成29年度に全国自治体として初めてグリーンボンドを発行いたしました。そして国内ESG市場、今これは大変注目を集めているマーケットなんですが、国内ESG市場、この東京グリーンボンドを皮切りにリードしてまいりました。今年も国際的な基準であるグリーンボンド原則に適合していると外部評価を取得いたしまして、もう5回目になりますが、東京グリーンボンドを発行いたします。