国政転身「現在考えていない」 都政にやりがい「時給一番低いかも」―小池氏
東京都の小池百合子知事は12日、記者会見し、再選に向けて都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に立候補する意向を表明した。会見では、記者から「新型コロナウイルス対応で全国から注目を集めた。再選を果たした場合、国政への待望論が出たとしても都知事として4年間をまっとうするのか」と問われる場面があった。 【会見ノーカット】小池百合子都知事が記者会見 再選出馬を表明 これに対し、小池知事は「これから都知事にもう一度なろうということでございますのでその質問はどうかなと思う」と返答し、「都政というのは非常に4年間、自分自身が勤めてみてダイナミックでやりがいのあるポジション。だからこそ(4年前に)国政から都政へと崖から飛び降りた。よって都政にしっかりと取り組んでいくということを改めてお伝えする場としてきょう再出馬についての会見を開いた」と続けた。 記者から再度「国政への転身については?」と質問されると、「現在考えておりません」と述べた。
一番時給が低い知事?
会見で、小池氏は都知事として「身を切る改革」に努めてきたと言及し、就任当初から給与は半減で、47都道府県の中で最も低い報酬だと説明した。そして、「朝から晩までコロナ対策に奔走(ほんそう)していることを考えると時給も一番低いのでは」とも語った。