宇都宮健児氏、都知事選に出馬表明 3度目挑戦「弱者に手を」
元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏は27日、記者会見を開き、7月5日投開票の東京都知事選に出馬すると表明した。会見で、宇都宮氏は新型コロナウイルスの感染拡大について「一番しわ寄せがいっているのが社会的、経済的に困難を抱えている人たちだ。そういう人たちに手を差し伸べるのが政府、自治体の役割だと思っている。そういうような姿勢が十分に行われていないのではないか」と述べた。 【会見ノーカット】宇都宮健児氏が都知事選出馬へ 都庁で会見
宇都宮氏「選挙の緊急課題3つ」
宇都宮氏は「知事選の緊急課題は3つある」とした。同氏が訴える3点は以下の通り。 (1)新型コロナウイルス感染症から都民の命を守る医療体制の充実と自粛、休業体制に対する、補償の徹底 (2)小池百合子都知事が昨年12月に打ち出した都立・公社病院の独立行政法人化を中止し、むしろ充実強化を図ること (3)カジノ誘致の中止。小池知事は明言していないが、カジノ誘致における調査・検討に予算をつけている。賭博で経済成長を図るのは政治としてあるまじきこと 同氏の都知事選への立候補は2012年、2014年に続き3回目となる。