【DeNA】中川虎大が明かす2人の師匠とは?「すごく助けられました」マメな連絡、アドバイス
2人の“師匠”に支えられた。DeNA中川虎大投手(25)が11月29日の契約更改会見で、2人の先輩への感謝を強調した。 1人目はオフシーズンの自主トレで弟子入りする森原康平投手(32)。 2人目は投手陣最年長の三嶋一輝投手(34)。 7年目の今季はキャリアハイの31試合に登板し、プロ初勝利を含む1勝3敗、防御率3・19、10ホールドとブルペンを支えたが、8月に右肘のクリーニング手術を受けて以降はリハビリ班で調子を続けていた。そんな中、落ちる気持ちを支えてくれたのが2人の先輩だった。 中川虎 2人には途中でケガして離脱して、申し訳ないという気持ちもすごくあった。それでもたくさん連絡くださってありがたかったです。三嶋さんに関しては三嶋さん自身がファームにいるとき、僕が投げた後に電話をくれてこういう風になっていたよ、と言ってくれた。ありがたい存在でした。 今季は150キロ超を連発する力で押す投球で飛躍のきっかけをつかんだ。「投げることに関しては森原さん、三嶋さん、入来さんの存在がすごく大きかった。森原さんは効率よく投げる方法を教えてくれて、三嶋さんは体も投げ方とかも似ていると。いろいろそこから教えてくれて。入来さんは『シンプルにゾーン内へ、真ん中でもいいからストライクゾーンに思い切って投げなさい。あれだけいい球あるんだから、ゾーン内でどんどん投げたら打たれないから』と。すごく助かりました」と周りの存在に助けられた。 すでに軽めのブルペン投球を再開して、1月からは例年通り「森原塾」に参加。来季の復帰に向けて準備する。「三嶋さん、森原さんもリリーフとして競争。ライバルという風に僕は思っていますし、その1枠をしっかり自分のものにして誰にも渡さないようにやっていきたい。今年31試合登板だったので、その倍の60試合は最低でも投げたい。そのイメージだと途中で挫折してしまったりするかもしれないので、全試合投げるイメージで自主トレはやっていきたい」と力を込めた。 来季の目標を問われると、即座に言った。「中継ぎをやっている限りクローザーという場所はやりたいポジション」と思い描きつつ「でもケガした投手を監督だったら使いにくいと思う。また一から競争なので、どこでもしっかり投げて、また勝ちパターンで投げられるようにしたい」。恩人からの恩を返すためにも、ブルペン陣を支える存在に成長する。【小早川宗一郎】