「サントリー天然水」×果実の組み合わせ拡大 有糖2品のヒット受けて無糖の炭酸水に挑戦 皮ごと絞った混濁の果汁で満足感創出
3月26日から公開している新TVCMでは、俳優の永野芽郁さんとタレントの武藤敬司さんを起用。ピクセルアニメーションを使用したポップな世界観で、炭酸の爽快感や果実の味わいを表現している。 「FRUIT-SPARK」の開発のきっかけとなった有糖飲料のヒット商品は、「きりっと果実」シリーズと「サントリー天然水 特製レモンスカッシュ」の2品。 特に人気を博し大きき伸長しているのが「きりっと果実」シリーズの「オレンジ&マンゴー」。他の果汁入り飲料と比べて購入者に特徴があるという。 「通常の果汁入り飲料と比べると、お茶・水・炭酸水などの無糖カテゴリーからの流入が非常に多い。飲用者を見ても、『なっちゃん』などは女性や親子が中心となる一方で、『きりっと果実』は大人の男性の方にもお飲みいただいている」と説明する。 糖を避ける“避糖化”の潮流の中でも、「サントリー天然水」と果実の組み合わせはこの限りではない可能性が浮上。 「無糖化が進むなかで、“たまに甘いものを飲むならおいしいものを飲みたい”というニーズが大きくなっていると考え、透明よりも色がしっかりついたおいしい飲料を展開している。天然水の清冽さと、果実の甘さとすこやかさによって、お客様が“これだったら飲んでもいい”と思いやすくなっているのではないか」との見方を示す。 同様の理由で、「サントリー天然水」に混濁レモン果汁を加えた「サントリー天然水 特製レモンスカッシュ」も好調という。「有糖の領域ではこの2品がしっかりとポジションを確立しているため、引き続き拡大させていく」と話し、昨年に限定品で出した「きりっと果実 ピンクグレープフルーツ&マスカット」も定番化する。