クドカン、村上龍、桑田佳祐から愛される43歳・小池栄子 「地面師たち」アウトサイダー役でも圧倒的な存在感
クセの強い英語が話題
グラビアアイドル出身のマルチタレント・小池栄子の評価が、放送業界で急激に高まっている。仲野太賀とダブル主演しているフジテレビ系ドラマ「新宿野戦病院」(水曜午後10時)では、アメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマンを好演。「Not a thing! 警察来るまでワシしゃべらんけぇな!」などと英語交じりの岡山弁でまくしたてるなど、異色の存在感を放っている。クセの強い英語をめぐっては異論が続出したが、おかまいなしの弾けっぷりがかえってすがすがしい。そんな小池が重要な役どころで出演しているNetflixの日本ドラマ「地面師たち」が世界的な大ヒットとなっている。 【写真】短パン姿で美脚スラリの小池栄子…様になっている手術着姿も ***
Netflixドラマに詳しい放送ライターがこう指摘する。 「巧妙な不動産詐欺師たちの壮絶なバトルと裏の顔をダークに描いている『地面師たち』は7月22日から28日集計のNetflix非英語ドラマ部門の8位に初登場。その後、2週連続で3位に躍進しています。香港や台湾、マレーシア、パキスタン、韓国、ベトナム、タイなどアジア諸国で、次々とトップ10入りする人気ぶりで、日本では初登場から1位を独走中です。映画『モテキ』『恋の渦』などで知られる大根仁監督の容赦のない残虐な描写と、登場人物のエグ過ぎるキャラクターが、これまでの日本ドラマの限界を完全に超えていてビックリしました」 「地面師たち」では綾野剛、豊川悦司、ピエール瀧らが演じる地面師集団、山本耕史が演じる大手不動産デベロッパー、リリー・フランキーが演じる警察という三つ巴の立場が入り乱れ、死人がゴロゴロ出るドス黒さながらも目が離せない犯罪物語に仕上がっている。電気グルーヴの石野卓球が担当した劇伴音楽が、視聴者をさらなる犯罪ドラマの深みへと引き込んでいく中毒性もさすがだ。 この世界的ヒット作に地面師グループの重要な一員という役どころで出演しているのが小池だ。同ドラマの山場は東京・港区の広大な寺院を舞台にした100億円規模の不動産詐欺。小池が演じた麗子は計画を裏で支える手配師という重要なキャラクターで、光庵寺の住職である尼僧(松岡依都美)になりすます。