伊勢丹に、ロナン・ブルレックのアート作品が大集合! 日本初公開作品も。
8月31日から9月29日まで、伊勢丹新宿店本館2階〈イセタン・ザ・スペース〉にて「ロナン・ブルレック~この手が覚えていること The hand remembers~」展を開催する。 【フォトギャラリーを見る】 ロナン・ブルレックは、1971年カンペール生まれのフランス人デザイナーだ。35年以上にわたり、工業的かつ職人的なノウハウが共鳴しあう創造プロセスに基づいた独創的な製品を創り出してきた。 近年、彼のデザイン活動のインスピレーション源であり、ライフワークでもあるドローイングが、ファッション界からも大きな注目を集めている。 ブルレックのドローイングは、デザイナーとしての創作活動に不可欠なツールとしてのスケッチとは異なり、注文の制約、問題意識、基準、結果に一切とらわれずに生み出されている。 「Le dessin est sans dessein.(意図なきデッサン)」であるその作品たちは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館など、世界各地の美術館や美術財団に収蔵されている。
〈イセタン ザ・スペース〉にて開催される「ロナン・ブルレック~この手が覚えていること The hand remembers~」では、ブルレック自らが選んだ初公開となるドローイング作品やセラミックアートを国内最大規模となる41点の作品やアイテムを展示する。
また、会期に先がけて8月28日から9月17日まで(8月30日をのぞく)伊勢丹新宿店本館の11面のショーウィンドーがブルレックのドローイングから着想を得た空間構成となる。ウインドーディスプレイのデザインは、展示スペース同様、日本デザインセンター 三澤デザイン研究室が担当した。
会場では、ブルレックが手がけるインテリアデザインの世界も紹介。なかでも注目したいのは、イタリアのセラミックブランド〈ムティナ・エディションズ〉の花瓶《Rombini Vase》だ。弟のエルワンとともにデザインしたタイルを張り付けた、《Rombini Vase》は、今回、日本ではじめて公開・販売されることとなる。オーガニックな円形とインダストリアルな三角形を組み合わせた、エレガントな花瓶、ぜひ実物をチェックしたい。 なお、8月31日16時より、数量限定で先行販売される書籍『Triptyque』を購入した人を対象に、ブルレックのサイン会も実施する。
『ロナン・ブルレック~この手が覚えていること The hand remembers~展』
〈イセタン・ザ・スペース〉東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館2階 TEL 03 3352 1111(伊勢丹新宿店本館大代表)。8月31日~9月29日。※本館ショーウィンドー会期は、2024年8月28日~9月17日、8月30日はイベントのため、ショーウィンドーの観覧は不可。10時~20時。
text_Aya Hasegawa