【スプリンターズS】国内スプリント実績を重視 東大HCの本命は春秋スプリント制覇を狙うマッドクール
枠順は重要なファクター
<スプリンターズS 枠順別成績> 1~4枠【7-5-8-52】勝率9.7%/連対率16.7%/複勝率27.8% 5枠【1-2-0-14】勝率5.9%/連対率17.6%/複勝率17.6% 6~8枠【1-2-1-50】勝率1.9%/連対率5.6%/複勝率7.4% <うち、3番人気以内> 1~4枠【6-2-2-5】勝率40.0%/連対率53.3%/複勝率66.7% 6~8枠【1-2-0-5】勝率12.5%/連対率37.5%/複勝率37.5% スプリンターズSは結果が枠順に大きく左右される。内枠有利で6~8枠は複勝率10%を切っている。3連対の5枠が分水嶺という形だ。3番人気以内で見ても、1~4枠が【6-2-2-5】に対し、6~8枠は【1-2-0-5】。ママコチャ、マッドクール、ナムラクレアにとっては枠が追い風となり、サトノレーヴは厳しい戦いが予想される。
国内での成績を重視
◎マッドクール 昨年のCBC賞と海外遠征以外は馬券圏内を外していない馬。昨年のスプリンターズSは6番人気も勝ち馬とハナ差の2着。5枠10番から内を回る位置取りができた坂井騎手の好騎乗だった。高松宮記念は1枠2番を生かして内ラチ沿いを走り、見事勝利。今回は過去9年で最多3勝を挙げる4枠に入った。前走は最下位に敗れているが、国内での成績を重視して本命評価とする。 ◯ママコチャ 昨年の勝ち馬。元々はマイルを主戦場としていたが、昨年の安土城Sから距離を短縮。3戦目でGⅠタイトルを獲得した。その後、阪神Cは5着、高松宮記念は8着と大敗した。しかし、暖かくなってから迎えた9月のセントウルSで2着と好走。重賞2着から叩き2戦目にGⅠ出走というのは昨年と重なり、枠も同じ3枠6番。鞍上も過去9年で【2-1-1-3】の川田騎手。加点材料が多く、今年も好走に期待でする。 ▲ナムラクレア 昨年のキーンランドCを制し、スプリンターズS1番人気3着、高松宮記念2番人気2着と、勝ち切れないながらも堅実に走ってきた。今年のキーンランドCは勝ち馬に離されての5着と、1200m戦では2年前のスプリンターズS以来の馬券圏外に敗れた。しかし、内で接触するシーンがあり2着とは0秒1差。このレースだけでピークを過ぎたとは判断できない。今回も3枠5番といい枠に入った。悲願のGⅠ制覇となる可能性は十分ある。 △サトノレーヴ 通算成績は【7-1-0-1】、1200m戦では連を外していない。函館SS、キーンランドCどちらも展開に恵まれた面はあったが、それぞれ0秒2差、0秒3差と着差をしっかりつけて完勝。今回も先行すれば大崩れの可能性は低いとみている。しかし、キーンランドC組に勝利がない点や、6枠【0-1-0-17】など不安材料も多く、3連系の相手までとする。 以下オオバンブルマイ、ウインマーベルまで印を回す。馬券は◎軸の3連複で勝負する。 ▽スプリンターズS予想▽ ◎マッドクール ◯ママコチャ ▲ナムラクレア △サトノレーヴ ×オオバンブルマイ ×ウインマーベル 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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