生まれ変わった警報は「本当にやばい時のシグナル」、豪雨災害から身を守る
土砂災害には「土砂災害警戒判定メッシュ情報」を
── 豪雨の場合、場所によっては土砂災害も怖いですよね。 高木調査官 洪水警報の危険度分布と同じように土砂災害の危険度を見える化した「土砂災害警戒判定メッシュ情報」というものがあります。近くにがけや渓流があるなど、都道府県によって土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域に指定された場所に住む人は、ここも注意して見てください。土砂災害の危険度を5段階に判定した結果が、地図上に縦横5キロごとに色分け表示されます。黄(注意)→赤(警戒)→うす紫(非常に危険)→濃い紫(極めて危険)の順は変わりません。遅くとも赤の段階で、高齢者など避難に時間がかかる人は避難を開始し、その他の人も避難準備ができ次第、避難を開始し、濃い紫になる前のうす紫の段階で安全な場所への避難を完了しておいてください。洪水、土砂災害とも「赤やうす紫になったけど、これまで大丈夫だったから今回も大丈夫だろう」などと決して思わないようにしてください。 飯田和樹・ライター/ジャーナリスト(自然災害・防災)