伊藤美誠は泣きながら母に伝えた「卓球が嫌になった状態でやめたくない」 五輪選考レースが終わった今だから明かせる当時の思い、そして世界ランク1位へ新たな挑戦
「海外の選手とたくさん試合をして成長したい。練習でも海外に行けたらいいなと思う。アグレッシブで楽しい(スタイルの)方と練習して、いろいろと磨いて成長して、世界ツアーに出る感じにしたい。中国人選手の球も受けて慣れたい」 ▽五輪の期間は「ラケットを持たずに旅行したい」 世界ツアーに出場するのはパリ五輪開幕前の7月の大会までという。その理由を聞いた。 「結局、五輪に出た選手はめちゃめちゃ(ランキング)ポイントをもらえる。7月に私が1位になったとしても、五輪に出た選手に上回られる。パリ五輪の先は全く考えてない。7月までやり切りたい」 「みんなが五輪をやっている時に、自分はやりたいことをやりたい。海外旅行に行ったり、ラケットを持たずに旅行したり。いつも卓球用具を持っていっているので、持たずに海外に行ってみたくて。それが一番の楽しみ。だから、それまでやり切りたい」 「五輪でみんなが頑張っている時期ではあるけど、自分はそこまでやり切るのがベストで、自分にご褒美をあげたい」
2歳でラケットを握ってから約21年、卓球にひたすら打ち込んできた。今夏の節目まで、全力を注ぎ続ける。