<春に挑む>センバツ 京都外大西、京都国際 選手紹介/6 /京都
◇ミス少ない堅実守備 京都外大西・持田諒真(りょうま)選手(2年) 京都外大西のコンセプトである、粘り強く足を使った野球を実践する上で、欠かせない遊撃手だ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 試合では抜け目ない非凡な才能を見せ、機動力でもチームを引っ張る。秋季府大会の決勝では、相手の隙(すき)を見逃さず、決勝点となる本盗を決めた。新チーム結成から近畿地区大会決勝までの10試合で、チーム最多の8盗塁を記録。さらに犠打飛もチーム2位と、チームの躍進を支えてきた。 しかし、最も定評があるのは堅実な守備。ミスが少なく、難しい打球でもしっかりグラブに収めるため、良い意味で目立たない。上羽功晃監督も「守備の要」と評し、10試合全てに出場してきた。甲子園でも、チームに安定感をもたらす守備に注目だ。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)栃木県小山市立小山城南中(2)172センチ、64キロ、右投右打(3)源田壮亮(西武)(4)オムライス ……………………………………………………………………………………………………… ◇「サヨナラ打」心強く 京都国際・清水詩太(うた)選手(1年) 昨秋最後の公式戦となった近畿地区大会準決勝では1年生ながら4番を任されるなど、チャンスをものにして中核選手の一人に成長した。 府大会で2試合連続出場機会がなかった後の準々決勝から、遊撃手の藤本陽毅(2年)が急病で離脱した穴を埋めるため、センスや体格の良さを買われて再び先発起用されるようになった。秋はチーム1の長打4本で無失策。近畿大会準々決勝では、0―0の九回1死二塁から「心の弱さを克服する」と初球をフルスイングしてサヨナラ適時打を放ち、センバツ出場に向けてチームを前進させた。 OBの上野響平(現オリックス)を見て「地元を離れるつもりはなかったが、プロへ行ける可能性のある高校なら」と進学を決めた。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)福井市立明倫中(2)181センチ、72キロ、右投右打(3)松井秀喜(元巨人・ヤンキースなど)(4)福井・えがわの水羊かん ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学(2)身長、体重、投打の左右(3)好きな野球選手(4)好きな食べ物 〔京都版〕