<春に舞う・センバツ選手紹介>/11 大阪桐蔭 南陽人選手/履正社 増田壮選手 /大阪
◆大阪桐蔭 ◇攻めの投球できる右腕 南陽人(はると)選手(1年) 攻めの投球ができる伸び盛りの右腕。昨秋の近畿大会は不調だったが、準決勝・龍谷大平安戦は、球のキレを意識し、最速145キロの速球で打ち取った。 小学4年の夏の甲子園大会を観戦し硬球の迫力に圧倒された。当時は朝5時に起きて約1時間、父宗和さんと一緒に走ったり、投球練習をしたりしてから登校した。中学時代は動画配信サイトや講習会で体のゆがみの整え方などを学んだ。今も日々のストレッチを入念に続ける。 ◆履正社 ◇「見返す」気持ちで練習 増田壮選手(2年) 小学1年で野球を始め、3年生から投手。負けず嫌いな左腕だ。高校入学後、大阪桐蔭戦に4度先発し、いずれも敗れた。「次、見返すしかない」との気持ちで、練習に取り組む。 170センチの自身とほぼ同じ身長で、同じ左投げの宮城大弥投手(オリックス)に憧れる。「小さな体で150キロの速球が投げられるから」。いつか、同じ舞台で投げたいと願い、「人間力」を磨く。野球以外の時間は、音楽を聴き、ゆっくり過ごす。