「430を通じて世界中を旅してきた。これからも430と共に新しい世界を見たい。」ストリートアパレルブランド “430(フォーサーティー)”創立メンバー上原洋の今の思い。
色々な有名ブランドとのタイアップもされているとのことですが、どんなコンセプトを元に行っていますか? U:相手先のブランドさんも僕たちにBMXだったり、そういうストリート的な要素をやっぱり期待してコラボレーションしてくるので、そこは綿密な打ち合わせを重ねる中でお互いの良さが生きるようなコラボレーションていうのを常に考えています。 また僕が担当するときは特に、他のコラボレーションにはないような新しい形の色使いや生地感だったり、やっぱり「これ430がやったんだ」ってすぐ分かるようなBMXっぽい匂いがモデルなどでコラボするようには心がけています。 以前VANSとコラボレーションした時は、ちょうどそのけん玉ブームが来た時だったので、けん玉を一緒にセットで販売したりと430とでしかできないようなコンセプトでコラボレーションで今後も行なっていきたいと思っています。 430のアパレルとしてシグネチャーアイテムやおすすめのものがあれば教えてください。 U:ジャケットやパンツだったりは、形からこだわって作っているのでシグネチャーアイテムと言えると思います。特にパンツは裾を踏まないようなデザインで作っていたりとか、足が上がりやすくカッティングしています。ジャケットも高機能素材を使っていて冬用は暖かく、夏用は通気性を重視して蒸れないようにしたりしています。どのアイテムも1つ1つにこだわった機能素材を使ったりしているので、そういうところも注目してもらえたらなと思っています。 ブランドとしてアパレル以外に力を入れて取り組んでいることはありますか? U:430のその他の活動としては、G-SHOCKとイベントを一緒にオーガナイズしたり、各地で行われているBMXイベントにプロライダーとして出演、ストリートスポーツ全般のイベント運営なんかも行っています。
DECADE TOKYO店舗移転にあたって新天地へ
15年ほど拠点を構えていた旧店舗から、今回の新店舗へ移転した理由は何でしょうか? U:「DECADE TOKYO」は、430が約15年前に原宿キャットストリートでオープンさせたヘッドショップですが、建物の老朽化が理由で今回移転することになりました。 ただ旧店舗をオープンする前も、その10年前に僕が上京してきて初めて働いた場所がここキャットストリートだったので、このエリアに特に強い思い入れがあり、移転先に関してもこのエリア内でオープンすることを決めました。新店舗ではBMXだけでなく様々なストリート文化の交わる場所として担って行けたら良いなと思っています。なので横には「HITCH HIKER」という名前のギャラリーも併設しています。 長年ストリートシーンを作り上げてきた親しみ深い旧店舗から新天地へ移る上でどんな思いがありますか? U:長渕剛さんの乾杯という歌の中にも『大きな喜びと少しの寂しさを』という歌詞があるのですがまさにそういう心境です。新天地へ移るワクワクと長年お世話になった場所を離れる寂しさと混じり合った気持ちです。 ただ先日新店舗のレセプションパーティーをさせてもらった時にも、多くの方が立ち寄ってくれたので、お客さんにとっても分かりやすい場所になりましたし、旧店舗よりも洋服屋っぽくなったのでネクストステップという意味でも次に繋げるための新しい一歩になったのかなと思います。 また同時にこういう風にBMXをバックボーンに持っているブランドで、ここまでの世界観を出せているブランドは世界的に見てもまだ無いと思っています。だからこそ常にこの業界を背負って、 新しいことをどんどんやっているつもりなんですけど、でもそれが皆に伝わっているかって言ったらまだまだそうではないです。 でも今回こういうキャットストリートで人目がつきやすい場所にポンって店舗を出せたことは大きいので、今後ももっといろんな方に発見してもらったり、気づいてもらえるような活動をしていきたいと思っています。
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