アメリカ ナショナルパークへの旅【ビッグベンド国立公園】どこまでも広がる乾燥した砂漠。 多様な生命があふれる大地の最果てにある奇跡の世界
Point 5 ドライブも楽しいチワワ砂漠
ビッグベンド国立公園はとにかく広大で、スケール感が違う。その広さはヨセミテの約2倍。その中を176㎞の舗装路と240㎞の未舗装路が走っている。オールド・マーヴェリック・ロード、ロス・マックスウェル・シーニックドライブなど、クルマを走らせるだけで美しい砂漠の景色を堪能できる。忘れてはいけないのが、パーク外の見どころ。最寄りの街、エルパソでは美味しいメキシコ料理がおすすめ。フォートデービスの観測所で、極上の星空を楽しむのもいい。
Big Bend National Park
本部:1 Panther Junction, Big Bend NP, TX 79834 電話:+1-432-477-2251 開園:年中無休 入場料:自動車$ 30、オートバイ$ 25、自転車・徒歩$ 15 ※7日間有効 国立公園指定:1944年6月12日 面積:約324.7㎢
旅の準備 アメリカの国立公園の中でも、最もアクセスが不便。ニューメキシコ州からエルパソ経由で行ったり、サンアントニオから回ったりするルートがあるので計画を。 旅のヒント パーク内にキャンプ場はあるが、ホテルはない。近隣のホテルやモーテルの予約を。近隣の街はメキシカンフードの本場。グルメ情報も入手しておこう。 注意点 夏は40度を超える暑さとなる。ハイキングのときは熱中症対策を十分に。また、ヘビやサソリがいる。靴を履くときは、中にサソリが入っていないか要確認。 ベストシーズン 滞在しやすいのは、気温が下がる10 ~ 3月。もし、雨量が十分にあれば3月と9月に砂漠一面に咲く花が見頃となる。バードウォッチングは3~5月がベスト。 行き方 公共の交通機関がないのでレンタカーでのアクセスとなる。空港がある最寄りの街は、テキサス州エルパソ。ここからでも320㎞、約4時間のドライブに。
文=牧野森太郎