「私、子どもに何をしているの!?」 やさしいママが急変「母親を鬼に変えた」病の正体 「このままじゃダメだ…」女性がとった行動とは
「一般的な薬物治療でよくならない場合や、症状の重い患者さんには低用量ピルによる治療など、専門的な治療が必要になるため、婦人科に紹介します」(菊池医師) 婦人科というと、「内診をされるのではないか」と受診を躊躇する女性が多いかもしれない。しかし、月経前症候群で内診をされることは基本的にはないそうだ。 ■とくに男性の理解は「効果的」 最後にこの病気には夫やパートナー、家族の理解が欠かせないことにも触れておこう。
菊池医師は、「とくに男性の理解は効果的」という。「症状のつらさを理解してもらうことが、症状の改善にもつながります。この点、かおりさんの対応は見事でしたね」(菊池医師)。 自分からは(月経前症候群について)言いづらいという人はどうか。 「診察に同席してもらうといいでしょう。実際のところ医師から病気の説明をされて、ようやく『そうだったのか』と理解をする男性は多いのです」(菊池医師) 女性は勇気を出して話すこと。男性はパートナーの話に耳を傾けることがまずは必要なようだ。
菊池 大和 :きくち総合診療クリニック/狩生 聖子 :医療ライター