サッカー=元ロシア代表がウクライナ侵攻で戦死、今年に麻薬密売で懲役
[29日 ロイター] - サッカーの元ロシア代表で、2004年欧州選手権(ユーロ)に出場するなどしたアレクセイ・ブガエフ(43)が22年から続く同国のウクライナ侵攻で戦死した。ロシアメディアが29日に伝えた。 ブガエフは04年ユーロで2試合に出場。ロシア1部ロコモティフ・モスクワなど、複数の国内クラブでプレーした。10年に29歳で現役を引退。ことし9月に麻薬密売で9年半の懲役刑を科されていた。その後、ウクライナ戦争のために入隊した。ロシア当局は、積極的に受刑者を戦争に動員している。 ロシアのタス通信によると、父親が現地メディアに「残念ながら、アレクセイが亡くなったのは事実だ。今日起きたことだ」と話したという。また、ロシア国営通信社RIAは、ブガエフの代理人が激しい戦闘で同選手の遺体を回収することができなかったと話したと伝えている。