ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!
■トヨタ・ソアラ(40系)は"珠玉のプレステージコンバーチブル"のオーラがスゴい!
日本におけるハイソカーブームの火付け役としておなじみのソアラ。2001年4月に登場した4代目では"高級パーソナルカー"をよりいっそう色濃く打ち出すべく、コンバーチブルがラインナップに加えられた。 その特徴は"優美に開閉するメタルトップ。 スロースタート・スローストップ制御によって約25秒の滑らかな動作を実現した電動開閉式メタルトップによって優雅に変身するコンバーチブルボディは、クローズ時はもとよりオープン時も優美なスタイルを創出。 メタルトップクロース時のクーペスタイルではコンパクトなキャビン、クリーンカットのラゲージドアに連なる流麗なフォワードモーションシルエットによってダイナミックな伸びやかさを表現。 オープンスタイルでは開放感あふれるエレガントさと力強さを融合し、クーペスタイルに負けず劣らずの美しいフォルムを生み出した。 また、"コンバーチブルのインテリアはエクステリアそのもの"のコンセプトのもと、吟味した素材の特性を活かした上質なしつらえによって、高級感とスポーティさを融合したインテリアもお見事のひと言でインパネ、コンソールボックス、ドアトリム、シートなどには高級感と安らぎを与える自然素材のウッドパネルや本革表皮が採用された。 もちろん、走りも一級品で4.3リッター V8エンジンと先進の5ATだった5 Super ECTとの組み合わせがスムーズで伸びにある加速性能も実現するなど、珠玉のプレステージコンバーチブルたるスペックが与えられた。 そんな4代目ソアラのコンバーチブル、現在の中古車市場で平均価格が100万円前後で推移。 20年以上前のクルマとしては少々割高に感じるかもしれないが、若い頃に憧れた1台が100万円前後で手に入るなら……という人もいるのでは?
■三菱・エクリプス スパイダーを選ぶ一番のメリットは"人と被らないこと"にあり!
1989年に現地生産の北米専用モデルとしてデビューし、翌1990年に輸入されたエクリプス。1994年に2代目が、1999年には3代目が登場したが、その3代目で日本に導入されたのは2004年10月に発売された4シーターのオープンルーフモデルのみであった。 映画「ワイルドスピード」に登場して話題にもなった3代目のエクリプス スパイダーは、2003年の東京モーターショーにおける参考出品を経て国内販売を開始した。 灯火類や排出ガス仕様を日本の国内法規に適合させる一方で、左ハンドルを含めた北米仕様の雰囲気を極力排除してダイナミックなアメリカンテイストを満喫できる仕様に模様替え。 その走りは可変吸気機構付きのV6 3.0リッター SOHC 24バルブエンジンによってスムーズかつトルクフルで扱い易い特性を示した。トランスミッションにはDレンジにおいてはイージードライブ、スポーツモードを選択すればマニュアル感覚のシフト操作を可能としたスポーツモード付きのINVECS-II 4ATを採用。 エッジが効いたシャープなボディラインがメカニカルな力強さと機能美を表現したエクステリアや、ブラックを基調色としたインテリアとも相まってスポーティさを強調。 それでいて、ロングホイールベースがもたらすゆとりの居住空間や幌の収納スペースを極力小型化することで後席の居住スペースにも配慮したパッケージや、走行時の剛性向上はもちろん、精度安定化によって風切り音や水漏れにも配慮したボディパネルの大型一体成型化の採用など、快適性もしっかりと確保されていた。 そんなエクリプス スパイダーは2006年3月に国内販売が終了したが、現在の中古車市場ではタマ数極少ながらも平均価格は80~90万円と比較的お手頃。 他人となかなか被りそうにない希少なモデルなだけに、個性を求める人には良い選択かもしれない。