ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!
■目立ちたければ日産・フェアレディZ、狙い目はZ33型のロードスター一択でしょ!
Z伝説の始まりは1969年12月に登場し、世界のスポーツカー市場に衝撃を与えたS30型。 しかし、フェアレディという車名のルーツを辿っていくとその歴史はさらに古く、1960年に北米輸出専用車として発売されたダットサン・フェアレディ(SPL212型)まで遡る。 このダットサン・フェアレディはオープンボディが採用されたが、ここで紹介するのはそのDNAを継承するZ33型のロードスター。 自動開閉式のソフトトップを装備した2シーターのオープンモデルであるフェアレディZ ロードスターは、北米では350Z ROADSTERとして2003年7月に先行発売され、美しいフォルムと他車を圧倒する動力性能が高く評価されていた。 2002年7月に日本で発売されたクーペの開発段階からZファミリーの1台として設計されていたフェアレディZ ロードスターは、クーペ同様の動力性能を達成しながらオープンモデルならではの"快適な走り"、"デザインの美しさ"、"容易な開閉操作"という3つの付加価値を実現。 エクステリアは、ストレージリッドの採用によるソフトトップ格納時の流麗なフォルムや非対称のバルジ&プロテクションバーのデザインによるスポーティなイメージを追求。 さらなるパーシブドクオリティの追求による上質で軽快感のある室内空間や爽やかな風を体感できる新感覚のネットシートを採用したインテリアもフェアレディZ ロードスターの特徴であり、VQ35DEエンジンがもたらす圧倒的な加速性能もフェアレディZ ロードスターの大きな魅力であった。 そんなZ33型のフェアレディZ ロードスターは、2009年10月に登場したZ34型でも継続して販売された。 ちなみに、現在の中古車市場における価格相場は平均100~120万円。 専用のボディ構造部品採用や剛性向上により、オープンボディでありながら操縦安定性はきわめて高く、見た目と走りを両立した好バランスの1台であることは言うに及ばない。