その名はトゥーリオ! 京都9番が母の誕生日に大逆転導くJ1初ゴール「母も選手。戦って生活をしてきた人」「本当にみんなのおかげ」
「なかなかゴールが取れなくて、色々あった」
8月7日にJ1第25節が開催され、京都サンガF.C.は本拠地のサンガスタジアム by KYOCERAで名古屋グランパスと対戦。3-2で鮮やかな逆転勝利を収めた。 【動画】ついにJ1初ゴール!京都トゥーリオの鮮烈ヘッド弾 序盤で昨季は共にプレーしたパトリックに2点を許す、苦しい戦いを強いられるなか、後半開始直後の47分に相手DF内田宅哉が一発レッドカードで退場に。数的優位となると、59分にラファエル・エリアス、71分に原大智がゴールを奪い、同点に追いつく。 そして迎えた79分、FKから平戸太貴が上げたクロスに、マルコ・トゥーリオがヘッドで合わせ、ついに勝ち越しに成功した。 値千金の決勝弾にして、待望のJ1初ゴールを奪った26歳のブラジル人FWは試合後、笑顔でインタビューに対応。「とても嬉しい」と声を弾ませた。 「もちろんゴールもそうだけど、まずは勝利ができたこと。それに自分のゴールが付随したと思う。3点目を取れて、勝てて本当に嬉しい。なかなかゴールが取れなくて、やっぱり苦しい気持ちとか色々あったけど、しっかりやっていればこの日が来ると思っていたし、神にも祈っていた」 M・トゥーリオはまた、「今日は母の誕生日でもあったので、そういう日にゴールができてすごく嬉しい。彼女に捧げたい」と言い、家族への感謝の気持ちを伝えた。 「自分の母も選手というか、本当に戦って生活をしてきた人だから、尊敬している。今はブラジルにいて遠いけど、彼女や神がいなければ、自分がここまで生きていなかったかなと思う。もちろん自分の妻、子どももそう。本当にみんなのおかげで何とか今日ここに立っている」 日本でお馴染みの名を持つサンガの9番は、ここから一気にゴール量産なるか。その素質は十分だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部