成績的に“不作の新人王争い2024”巨人・船迫大雅が安定も「該当者なし」あり得る? セパとも打者伸び悩み、候補は金村尚真、武内夏暉と…
NPBが開幕して約2カ月の6月に一度「新人王予想」をした。残り試合があと20試合ほどとなった現時点でもう一度、新人王について書いておきたい。 【貴重写真】「高校時代の船迫なんて全然記憶にない…」「大谷17歳ガリガリ…なのに甲子園で衝撃の特大HR」度会の横浜高校時代、17歳のヤンチャそうな中田翔の球児時代や新人王候補を全部見る 率直に言って、2024年は近年になく「不作」だった。なお新人王有資格者は、以下の条件となっている。 ・海外のプロ野球リーグに参加した経験がない、支配下に初登録されてから5年以内 ・投手:前年までの一軍登板回数が30以内 ・打者:前年までの一軍での打席数が60以内
セ打者:開幕スタメン度会・田中らは定位置定着ならず
〈セ・リーグの新人王有資格の打者〉※安打数10傑。打は打数。以下すべて9月8日終了時点 田中幹也(中)107試301打66安2本22点4盗 率.219 度会隆輝(De)72試248打64安3本24点2盗 率.258 泉口友汰(巨)64試161打33安1本9点1盗 率.205 佐々木俊輔(巨)58試139打31安0本5点2盗 率.223 萩尾匡也(巨)51試142打30安2本12点0盗 率.211 岩田幸宏(ヤ)63試100打19安1本4点7盗 率.190 浅野翔吾(巨)22試80打19安3本12点1盗 率.238 二俣翔一(広)66試81打15安1本6点1盗 率.185 赤羽由紘(ヤ)36試58打14安2本6点4盗 率.241 石上泰輝(De)26試71打13安0本3点2盗 率.183 6月に紹介した時と、顔ぶれがほとんど変わっていない。 安打数は中日の田中幹也が66安打でトップ。亜細亜大から2023年ドラフト6位で入団した内野手で、1年目は右肩脱臼で働けず、今季は2番二塁で開幕スタメンを勝ち取った。しかし9月5日に二軍落ちしている。 度会隆輝は昨年のドラフト1位。父はヤクルトの内野手で、3球団の指名からDeNAが引き当てた。リードオフマンとして華々しくデビューし、オールスターにもプラスワン投票で選出されたが、それ以降はスタメンから外れることが多くなり、8月12日に登録抹消されている。この2人でも規定打席には程遠い。 それ以下の選手は巨人の浅野がヘルナンデスの負傷を受けて以降、先発で起用されて満塁ホームランを放っていたりはするが、成績的には見るべきものがない印象だ。
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