〈旭川・女子高生殺害〉「リコさんを止めていれば」「涙が止まらない」トラブルメーカーだった共犯の“舎弟”が綴った謝罪文の中身、いっぽう“オンナ半グレ”“サンロクのリコ”は…
「A子はずっと寂しかったんだと思うよ」と取材にこたえた母親
内田被告のSNSに度々登場し、“舎弟”として付き従っていた小西被告。彼女もまた、地元では“トラブルメーカー”として有名だった。中学時代の同級生が振り返る。 「教室に数人で立てこもって他の生徒を入れなかったり、先生に『死ね』と暴言を吐いたりして、学級崩壊というかそんな感じのことを引き起こしたりしていました。 彼女の家庭環境はかなり複雑で、シングルマザーになったお母さんと暮らしていました。お母さんは飲食店員とコンビニ店員の掛け持ちをしていて、アパート住まい。小西さんは高校生の頃、そのアパートの空き部屋に勝手に入り込んで仲間と酒盛りをして、騒ぎになったこともあります」 中学では不登校気味だったという小西は、高校2年生の時に中退。以降はアルバイトを転々としながら生活していたようだ。そんな彼女について、 「あんな事件を起こしてしまったけど、小さいころ彼女は、お姉ちゃん思いの優しい子だった。毎日のように外でお姉ちゃんとダンスを踊って、『お母さん見てー』と言ってニコニコ笑ってるような子だったの」 と振り返ったのは、小西の母親。今年6月13日に記者の取材に応じ、娘について語っていた。 「高校を辞めたころから、優花はだんだんとヤンチャっぽい子たちとつるむようになった。それこそ家に男の子の友達を連れてくることも多くて、腕に刺青を入れた子も見かけたことがある。でも、内田梨瑚なんて子の名前は聞いたことないね。そもそもずいぶん前から、優花はめったに家に帰ってこなくなったので交友関係とかよく知らないのよ」 なぜ事件を起こしてしまったかについて母親は困惑しながらもこう絞りだしていた。 「A子はずっと寂しかったんだと思うよ。あの子が小学生のころに私は旦那と離婚して、仕事ばかりで、家にいるときは寝てばかりだった。ここ数年は、夜にほとんど優花と顔をあわせることもなかったから、やっぱり寂しさはずっとあっただろうし、申し訳ない気持ちはあるの。どうしてこんな事件を起こしてしまったかはわからないけど、複雑な思いというか、やっぱり信じられないよね」